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ベゼル

腕時計の時代を開いた歴史的名作を腕に誇る。

 フランスを代表する高級ジュエラーである〈カルティエ〉は、時計でも《タンク》をはじめ、数々の名作を持つ。今年、久しぶりにフルラインナップで復帰を果たした《サントス ドゥ カルティエ》も、時計史におけるマイルストーンだ。その誕生は、1904年。3代目ルイ・カルティエの友人である飛行家アルベルト・サントス=デュモンからの「飛行機を操縦中でも時刻が読める時計を」との要望が、開発のきっかけだった。当時はま

AUDEMARS PIGUET

いまあるラグジュアリー・スポーツウォッチの元祖にして傑作「ロイヤル オーク」が、初めてオールセラミックを纏った。硬質なセラミックは、加工が困難。複雑で、それゆえ美しい「ロイヤル オーク」のフォルムを、この硬質素材で再現するためジュウ渓谷の名門は、何と切削加工に挑んだ。ダイヤモンドの刃を用い、時間をかけて削ることで、八角形ベゼルのシャープなエッジも、ブレスレットをつなぐスリムなコマも精密に加工してみ

OMEGA

米国NASAに採用されたムーンウォッチとして名高い「スピードマスター」は、実はレーシング・クロノとして1957年に誕生した。世界で初めてベゼルに刻まれたタキメーターが、その証し。この新作は、68年に製作された秒目盛りをチェッカーフラッグに見立てたレーシングダイヤルを再現する。超耐磁性能を公的に保証するマスター クロノメーターも取得し、電気自動車の整備だって安心。

CASIO

標準電波とGPS衛星電波の受信機能、さらにスマートフォン接続という3つの手法で時刻を修正する機能を搭載。〈カシオ〉は今年、「Connected エンジン3−way」によって、長年追求してきた完全自動腕時計の理想に近づいた。革新的なテクノロジーを収める外装は、陶磁器の釉だまりに着想を得た、繊細にブルーの色味が移ろうベゼルが美しい。この青は、特殊な真空蒸着被膜形成=スパッタリングの高度な技術の賜物。サ

PARMIGIANI FLEURIER

段差を設けたベゼルを、緻密なローレット装飾が彩る。クラシックにしてエレガントな「トリック」の外観は、神の手を持つ時計師と称賛されるミシェル・パルミジャーニが、1996年に自身のブランドを立ち上げた際に創出された。一部の複雑機構を持つ限定モデルに残していた姿と名が、レギュラーコレクションとして復活。美意識も優れる時計師は、やや大ぶりのサイズを与え、デイト窓も3日表示にするなど現代的なアレンジも忘れな