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思春期

なんと面妖な! 毒々しくも美しい原色奇想図鑑。| 曽我蕭白

グロテスクな色が目に痛い。悪趣味度は奇想8人衆の中でぶっちぎり。一般ウケする絵を描く気が全くなかったらしいファンキーな画家はしかし、抜群の技量でその毒々しい美の世界に人を巻き込んでいく。
 
京都に生まれ10代で天涯孤独になった蕭白は、やがて「我は曽我蛇足の子孫、蛇足十世」と宣言し、室町時代に始まる漢画の一派・曽我派を名乗った。中国故事を下敷きにした作品を得意としたが、超正統の水墨技術で異様な景色

白山前駅〈ベルっこ〉の 「ジャンボミート」

30年ほど前、親父の転勤の関係で、13〜18歳の思春期の6年間、新潟に住んだ。今は廃線になってしまったが、当時、新潟には、緑のボディにオレンジの太いライン(昔の高崎線のようなデザイン)の路面電車が走っていた。街中を走るさま、とても趣深かったなぁ(思い出でそう感じるだけで、その頃は、のんびり走る路面電車の魅力に気づく心は持ち合わせていなかったけど)。レンガ造りの小さな東京駅のような見た目の始発駅〈白

映画と文学の中間域を生み出した “暴走爺”が齢79歳にて再覚醒。

1950〜60年代、わが国のフランス映画ファンに符丁として、「アラン」と問いかけたとする。おそらく大半が(特に女性はためらいなく)影のある超美男俳優の「ドロン」と答え、映画監督の「レネ」と答えるのはよほどのマニアであったろう。さらに「ロブ=グリエ」となると皆無に近かったにちがいない。

アラン・ロブ=グリエが映画界と関係ができたのは、彼が脚本を書き、それをアラン・レネが監督した『去年マリエンバート

世界初のブータン人監督が描いたブータンのリアルな姿。

──養老先生は20年以上前から何度もブータンを旅されているそうですが、この映画をどう観られましたか?
養老孟司 最初の印象としては、すごくブータンらしい映画だと思いました。ブータンというと、ヒマラヤの風景や景色、シャクナゲの花が多いというイメージなんだけど、それはあまり撮ってない。むしろ人にフォーカスをして、彼らの日常生活に寄り添っている。
アルム・バッタライ ありがとうございます。とても嬉しいで

ゴム鉄砲もけん玉も、おもちゃはだいたい手作りでした。|東海林さだお

 生まれは東京の杉並です。小学校2年から中学2年までは栃木県に疎開していました。だから思春期のほとんどが田舎、それもイノシシが出るようなところ。東京者というより地方出身者みたいな意識が強いですね。父親はコニカの前身の会社で働いて、途中退社して酒屋に。母親は栃木県出身の主婦でした。子供の頃は何しろ田舎なので、上草履を履いて学校に通っていました。おもちゃもなくて、ゴム鉄砲って知ってます? スズメを獲っ

現役JKは小説に何を求めるのか?|椎木里佳

中学3年生で起業し、“女子高生社長”として活躍中の椎木里佳ちゃん(高3)。今の女子高生たちのリアルな声を集め、そこから新しいマーケットを創出する“JKビジネス”で注目を浴びている。全国の女子高生の代弁者と言ってもいい里佳ちゃん、今のJKって、いったいどんな小説を読んで、何を考えているんですか?

フランスの新たな鬼才。それは—。

 ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、エリック・ロメール、レオス・カラックス、アルノー・デプレシャン……類い稀な才能とカリスマ性を持つたくさんの映画監督を輩出してきたフランスから、久々に注目の鬼才が現れた。それがギヨーム・ブラックだ。しかしこのブラック、これまでに発表した作品は一つの短編と一つの中編のみ。なのだが、その中編『女っ気なし』が本国でロングランヒットし、昨年日本でも熱狂