
みうらじゅんが語る史上最高のカップル「ジョン&ヨーコ」。
ジョンの手書きによる「イマジン」の歌詞。ジョンは生前ヨーコの詩集『グレープフルーツ』から着想を得たと語り、後年、共作者としてヨーコの名前が正式にクレジットされた。
ジョンの手書きによる「イマジン」の歌詞。ジョンは生前ヨーコの詩集『グレープフルーツ』から着想を得たと語り、後年、共作者としてヨーコの名前が正式にクレジットされた。
この春、全国の劇場では現代舞台を牽引する演出家の作品の日本初上演が多く予定されていた。中でも注目されたのがロシアの演出家、キリル・セレブレンニコフによる演劇作品『OUTSIDE - レン・ハンの詩に基づく』。5月に開催予定だった『ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020』の見どころの一つとして楽しみな一作だったが、新型コロナウイルスの影響から残念ながら見送りに。幻となったその中身を、特別に少しだけ教え
「篠田さんに浣腸をしたのは誰ですか?」。五年二組の道徳の時間は、男子が熱中している、禁止された浣腸遊びの犯人探しだった。男子児童が初めて感じる女子への高ぶり、欲望、嫉妬など、子供たちのぐちゃぐちゃで無垢な感情や衝動を描く。キノブックス/1,500円。
思春期の百閒が動物をいじめる随筆の最後がこれ。死の瞬間に色が変わったというんだけど、ここで物質レベルの話が「死」という状態の話に切り替わっている。直前の鮒や蟹のところでは白やら青やら出てくるのに、この部分だけパートモノクロになって、何色に変わったのかが書かれない。この欠落がたまらなく怖いんだけど、これは文章だからこそできる技で、短いなかに取り返しのつかなさやある種の絶望感さえ漂っています。すごく視
テロにより愛する家族を突然失った、24歳の青年と7歳の姪のアマンダ。2人を主軸に、悲劇のあとの日常のパリを優しく繊細に描いた映画『アマンダと僕』は、昨年の東京国際映画祭では東京グランプリと脚本賞をダブル受賞し、絶賛された。「あくまで主観的に、今日のパリを撮りました」と脚本・監督のミカエル・アース。「私が作りたいのは、観た人に“私の気持ちをわかってもらえた”と感じてもらえるような映画です。私自身が思
ハロー!プロジェクトが生んだアイドルグループ〈アンジュルム〉。以前よりファンであることを公言してきた蒼井優さんと菊池亜希子さんの2人が、彼女たちの魅力が詰まった本を制作。校了間際に、編集作業にかけた情熱を語ってもらった。
ニューヨーク・タイムズの東京支局長も務めたイギリス人ジャーナリストの父を持つハリー杉山さん。11~18歳の思春期をイギリスで過ごし、イギリスで一番古い全寮制の学校ウィンチェスター・カレッジを卒業。1382年から続く名門校に、祖父、そして父と代々が通っている。寮に入った13歳の時から英国でジャケットを着てきただけに、フォーマルへのこだわりはかなりのもの。50枚は所有しているというジャケットの中でも、
グロテスクな色が目に痛い。悪趣味度は奇想8人衆の中でぶっちぎり。一般ウケする絵を描く気が全くなかったらしいファンキーな画家はしかし、抜群の技量でその毒々しい美の世界に人を巻き込んでいく。
京都に生まれ10代で天涯孤独になった蕭白は、やがて「我は曽我蛇足の子孫、蛇足十世」と宣言し、室町時代に始まる漢画の一派・曽我派を名乗った。中国故事を下敷きにした作品を得意としたが、超正統の水墨技術で異様な景色
30年ほど前、親父の転勤の関係で、13〜18歳の思春期の6年間、新潟に住んだ。今は廃線になってしまったが、当時、新潟には、緑のボディにオレンジの太いライン(昔の高崎線のようなデザイン)の路面電車が走っていた。街中を走るさま、とても趣深かったなぁ(思い出でそう感じるだけで、その頃は、のんびり走る路面電車の魅力に気づく心は持ち合わせていなかったけど)。レンガ造りの小さな東京駅のような見た目の始発駅〈白
国籍やバックグラウンドの異なる女性監督が、女性ならではの感性で愛を描く、〈ミュウミュウ〉
のプロジェクト。ポエティックな感性を持つ河瀨直美による『女性たちの物語#11』は、安藤サクラが主演。女優、ダコタ・ファニングの初監督作となる『女性たちの物語#15』など、メガホンを執る監督のキャリアもさまざま。クリスタル・モーゼルによる『女性たちの物語#12』は、ヴェネチア国際映画祭で上映されるなど、映画界か