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幾何学

GraphersRockが語る、“シド・ミードが次世代に遺すもの”とは。

誰かを天才と言うときには躊躇を感じる。しかし、シド・ミードを天才と称賛することに少しもためらいはない。工業デザイナー・アーティストである彼が『ブレードランナー』『エイリアン2』といったSF映画での仕事によって、無意識に私たちが想像する未来世界を鮮やかに刷新してしまったのを思い返せば、彼が「形」をデザインするのみならず、人間の「イメージ」をもデザインしてしまったのを知っているから!
 
Graphe

12星座をダイヤでデザイン。

LAを拠点とするジュエリーブランド〈スピネリ キルコリン〉から新作チャームが登場。シルバーで作られた球体には、それぞれ12星座の形にダイヤが埋め込まれている。ゴールドのチェーンを合わせて、よりラグジュアリーなムードに。ネックレスチェーン330,000円、チャーム各104,000円(スピネリ キルコリン/サザビーリーグ☎03・5412・1937)

狩野派きっての知的絵師は 奇妙なフォルムが好き!| 狩野山雪

幾何学的で秩序的な構図を好む知性派であり、エキセントリックかつ危なっかしいフォルムに惹かれてしまう特殊形状マニアでもある。それが狩野山雪という男。
 
狩野永徳の巨木表現を受け継ぐ狩野山楽に弟子入りした山雪は、自由奔放な師匠とは違うマニアックな資質を秘めていた。京都で多くの障壁画を残したが、中でもその鬱屈したキャラクターがくっきり表れているのが妙心寺天球院の金碧障壁画。エネルギッシュに伸びる梅の枝

近代絵画のブルース。

「リアルこそ至高」を伝統とする西洋美術が本格的に流入し始めた明治時代。西洋画を見た画家たちの「ホンモノっぽい!」という衝撃から、日本の油絵はスタートした。幕末に来日したイギリスの画家ワーグマンに学んだ高橋由一は、明治維新後の美術界を変えるのは真に迫る表現ができる洋画だと胸躍らせる。日本初の油絵を描き、私塾を作ったり美術雑誌を発行したりしてその魅力を広めた。後に続く洋画家たちも、留学したり西欧の画家

幻想小説? いやいや。これはもう 「読むフリークライミング」でしょう。

小説の楽しみにふたつある。「視る」楽しみと「よじ登る」楽しみだ。「視る」楽しみといっても「イメージを喚起する記述のある小説」という意味ではない。小説は筋の構造やできごとの布置、登場人物たちの対立図式を提示したり、発展させたり、ときにはひっくり返してみせたりする。僕たち読者はその模様、パターンの広がりや変化を、小説の頁から距離を取って俯瞰して、わくわくしたり意表を突かれたりする。読んでいるあいだ、つ

数学の見方を 変えてくれる本│選者 森田真生(数学者)

数学が苦手という人は少なくないが、森田真生さんの『数学する身体』を読むと、数に親しみ、苦手だった数学や数学に情熱を注いだ学者たちの声に耳を傾けてみたくなる。森田さんに、数学の魅力を教わった。

 数学って、危険な学問だと思うんです。数学的な思考というのは、前提の部分で意味不明な非現実性が入ってくる。不合理な設定を置くことで、初めて厳密な思考が成り立つ学問だからです。例えば、幾何学の場合だと、幅のな

純喫茶アメリカン|作原文子

 大阪で家具屋を営む友人に教えられ、初めて訪れた時の衝撃は忘れられません。創業1946年の老舗で、吹き抜けの階段中央に絢爛たるシャンデリアがドーンと飾られ、床は幾何学な絨毯張り。店内はネオ・クラシック調というか、当時は最先端かつ最高級だったのだと思わせる圧倒的なインテリア。定番の喫茶メニューが揃うのですが、トーストからはみ出んばかりの肉厚ビーフカツを挟んだビーフカツサンド(1,420円)はかなりの