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オーストラリア

穏やかな風が吹くパースの街を歩く。

都市に隣接する公園としては世界最大級、ニューヨークのセントラルパークよりも広いキングスパークは、パース市民の憩いの場。スワン川越しに街全体を眺めることができる。西オーストラリア各地域のワイルドフラワーが植えられ、いわば植物のショーケースに。必然、ワライカワセミやマグパイなど、多くの野鳥が暮らす楽園にもなっている。

大都市の近郊に広がる、肥沃な大地の恵み。

 大地の変化、という意味において旅の拠点たるパースは象徴的な都市だ。スワン川とその支流であるカニング川が合流する地点であり、街全体を見下ろすように丘がある。冬には雨が降り空気を潤すために、その丘には自然の森があり、都市に隣接する公園・キングスパークとして残されている。400ヘクタールもの敷地内には、およそ3000もの西オーストラリアの固有種が植えられ、ボタニカルガーデンとして整備され、大地の多様性

延々と続く大地が、ビビッドな変化を見せた。

 ただ土地をならして固めただけ、といった趣の小さな空港に着陸し、カルバリー国立公園へと向かう。およそ1830㎢にも及ぶ広大な国立公園は、たった4人のパークレンジャーによって管理されているという。そのうちの2人、ラッセルとスティーヴンに話を聞くことができた。オーストラリアのブッシュと聞くと昨年の大規模な火災を思い浮かべてしまうが、幸いなことに西オーストラリアではそれほどの被害はなかったという。ラッセ

大地のグラデーションに染まる。

広大な国土を持つオーストラリアのうち、3分の1もの広さを占める西オーストラリア州。その大地の恵みの集積を味わうことのできる州都パースを起点に移動する。北へ向かうと茫々たる乾いた大地に、突如まばゆいピンク色の湖が現れる。南部のマーガレットリバーでは冬は雨に恵まれるため、ユーカリの巨木が森を作り、空気を清めている。目にする自然の圧倒的な存在感。ダイナミックな大地の変化に、引き寄せられるようにして旅をす

コーヒー豆のセレクトショップとは? 國友栄一

〈KOFFEE MAMEYA〉は実に稀有な存在だ。一言で言えばコーヒー豆のセレクトショップ。だが単に話題のロースタリーの豆を集めて販売しているわけではない。そのほとんどが生豆の選択から携わり、店専用に焼き上げた別注品。だからこそ、ここでしか飲めないコーヒーを求めて世界中から客が集うのだ。あえて“焙煎しない”道を選んだバリスタ・國友栄一氏の店は、何が特別なのか? そして豆を知り尽くした男が作るブレン

No.

イベント企画などを手がけるクリエイティブチームと食のプロのコラボから生まれたデザインオフィス兼カフェバー。コーヒーのプロデュースは国内外での経験豊かなロースター、バリスタの小田政志さん、カクテル監修はディレクターとして数々のプロジェクトに携わるバーテンダーの野村空人さんと、役者が揃っている。カクテルメニューは「No.1~6」のナンバリングで表記し、敷居の高さや小難しさを排除。それぞれがカクテル、モ

シンガポールのチャンギ空港に植物園!? 話題のJEWELに行ってきた。

ここはジャングルか、はたまた大都会か。太陽光が燦々と注ぐ、一面ガラス張りの天井から湧き出るように流れ落ちる40m級の滝。世界中から集められた10万本の木々の間を、自動化された無人のスカイトレインが通過する。まさに絵に描いたような未来型の都市空間が広がるジュエル・チャンギ・エアポート内。「City In A Garden(庭園都市)」を都市ビジョンに掲げるシンガポールを象徴する、新スポットだ。植物の