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カナダ

Honour Dance(2020)|ケント・モンクマン

 カナダといえば、凶悪犯罪の発生率が低く安全な国というイメージがありますよね。世界でいち早く多文化主義を掲げ、移民に寛容な国の象徴でもあります。2017年に建国150周年を迎えた比較的新しい国ですが、先住民が暮らした土地を略奪した歴史を持つことは、アメリカの陰に隠れあまり知られていないのではないでしょうか? 実は、少数民族を排斥してきた人種主義はいまだ根強く残っているんだとか。国内で殺害された女性

【我々は、驚きたかった。】映画と料理が好きな国を取りあげないわけにはいかない。

 韓国と日本の関係。前から微妙だとは思っていたが、どんどんお互いボタンをかけ違えているような昨今、アカデミーで4冠を制した『パラサイト』が当たっている。けっこう質の高い韓国映画でも、最近日本ではパッとしない傾向だったが、本気でおもしろいものにはちゃんと日本人も飛びつくことがわかって嬉しい。なにしろ私は韓国映画と韓国料理が大好きなのである。映画と料理が好きな国を嫌いになれるわけがない。それでも長らく

映像の先駆者2020(前編)

 突然ですがこの連載、次回で最終回。毎回1テーマで2本の映像を紹介しながら、早いもので丸7年。最後の2回はこれまでの中から、僕のエバーグリーン映像作家4人を改めて選出します。では早速……第4位はノーマン・マクラレン。NFB(カナダ国立映画制作庁)の中心人物で、数多くの実験的手法を生み出した偉人。「Spheres」は球体が分裂したり並んだりするだけのシンプルな画面なのに目が離せなくなる不思議な映像で

気鋭のクリエイションに登場する、三者三様のマック・デマルコ。

 昨年のフジロックでの来日もまだ記憶に新しい、カナダ出身のシンガーソングライター、マック・デマルコは、今年もなにかと話題に事欠かない。

 まずは、自ら立ち上げたレーベルからこの春に出した4作目のアルバム『ヒア・カムズ・ザ・カウボーイ』が、ビルボードのアルバムチャートで初のベスト10入りを果たした。

 一方、細野晴臣のファンを公言しているデマルコだが、今年の初め、細野の名曲「HONEY MOON

上海スニーカー紀行。

最先端を貪欲に吸収しつつ啓蒙・発信する時代へ。

東洋の魔都といわれる上海の人口は東京の2倍以上もある。ビルは縦に伸びに伸び、空港からは高速リニアが走り、トイレは思っていたよりきれいで、街は整理され、活気に満ちている。
 
昨年オープンしたばかりのナイキの〈001〉はその中心の一等地にある。4フロア構成で、デジタルとオンラインを組み合わせた革新的なストアだ。コンセプトは「House of Inno