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京都府

[12月21日〜23日] 『CONFUSED!』の世界観をベースにした描き下ろし作品が並ぶ展示が開催

イラストレーター、サヌキナオヤが、RIVERSIDE READING CLUBと初対面!

漫画『CONFUSED!』を上梓したサヌキナオヤが最近影響を受けているのは、クラブに集まる本好きたちによって結成された読書グループ・RIVERSIDE READING CLUB(以下RRC)。中心人物のIKMとLil Mercyとの初対面を果たした。

[話題の演劇] 演劇がコラージュ作家に与えたもの。『消しゴム山』

「Summer Fiction」などの代表作で知られ、コラージュの手法を拡張し続ける金氏徹平は、岡田利規との演劇『消しゴム山』の準備中。佳境を迎えてもなお最終形は見えず。「物のための舞台。非常にわかりにくいことをやろうとしています」。2011年、同氏との初の共作が転機となり、演者や言葉、照明の技術、劇場空間の仕組みまで、コラージュの素材が一気に広がった。とはいえ「演劇で得たものを彫刻にどう戻すかに

怖さが潜む、ゾッとするフレーズ。

思春期の百閒が動物をいじめる随筆の最後がこれ。死の瞬間に色が変わったというんだけど、ここで物質レベルの話が「死」という状態の話に切り替わっている。直前の鮒や蟹のところでは白やら青やら出てくるのに、この部分だけパートモノクロになって、何色に変わったのかが書かれない。この欠落がたまらなく怖いんだけど、これは文章だからこそできる技で、短いなかに取り返しのつかなさやある種の絶望感さえ漂っています。すごく視

独自路線で深まる、 西のイタリアン。| 関西

ホルモンが好きなのは、イタリアで「トリッパ食い」といわれるトスカーナ人だけじゃない。ホルモンに限らず関西では、食の都を彩る花形素材たち、瀬戸内の高級魚、京野菜、そして完璧な猟法のジビエなどは、持ち前のアグレッシブな関西人気質で、昔から当然のごとくイタリアンに取り入れられ、進化してきた。
 
中でも今、話題なのが尾崎牛ホルモンが武器の〈パヤータ・ローザネーラ〉。特殊な例外を除き、一般には入手不可だっ

最初に感動していたことが 日常になって見えるもの。

10年修業組が帰国の兆しを見せた先駆けは〈オルトレヴィーノ〉である。食材、惣菜、ワインが買えて、バールもリストランテも地続きのエノガストロノミア。イタリアの街場にある、しかし日本では見慣れないこの形態を鎌倉へ持ち込み、今年で10年目を迎えた。
 
シェフの古澤一記さんは「料理もワインも同等に、高い次元で修得する」ため、イタリアで必要な経験を逆算。最初は料理人としてシェフも務め、次に3ツ星〈エノテー

ネオンカラーに人類学的思考を含ませて。

「今回の個展では、ガラスブロックのファサードに《Utsuwa(器)》というタイトルの作品を描きました。これは、古代より人々が土を練って作り、長い時間をかけて技術や文化として発展させてきた“器”から着想を得ています。世界の土地ごとに人々の営みはあり、良いところも悪いところも静かに受け止めるような存在でもありました。ここでは刻々と移ろう太陽の位置や光、環境、この銀座という場所を往来する人々、そういった

曜変で何を飲んでいた? 謎めく宋の茶文化に迫る。

「黒釉の建盞をここまで流行らせたのは、宋における喫茶のニューウェーブ“闘茶”ですね」。そう教えてくれたのは、前出の陶芸家、孫建興さん。宋代に建窯が隆盛した背景にも、茶そのものの流行り廃りがあったようだ。
 
建州の茶や建盞が文献に現れるのは書家・蔡襄の『茶録』(1064年)。「茶の色が白いので黒い茶盞がいい。建安で作られる茶盞は兎の毫のような紺と黒の紋がある」と書かれている。宋の茶は、抹茶の粉を茶

曜変の「黒」だけに潜む 特別なヒミツとは?

翌日は、曜変にまつわる現代中国陶磁界のキーパーソンに会う。1人目は陶芸家の孫建興さん。国家級非物質文化遺産、日本でいう人間国宝だ。山水画を背景にしたような南平市の工房で、40年にわたって建盞を研究し、曜変や油滴の復刻に挑んでいる。

月に1度、約1000点ずつ窯入れする登り窯は、4つの焼成室を持つ連房式。建盞はすべてこの窯で焼くそうで、周りには、赤黒い釉石と馬尾松の薪が山のように積まれている。土は

建窯の「モノハラ」に 隠された曜変の真実とは。

「自分の足の下に、まだ見ぬ曜変天目が埋もれているかも。そう妄想するだけでもロマンがありますね」
 
曜変天目をめぐる謎を追いかけてこの美しい茶碗が生まれた中国にやってきた茶人・千宗屋。目指すは曜変天目が焼かれた地、福建省建陽区だ。蓬萊仙境が広がる世界遺産・武夷山があり、翡翠色の九曲渓が流れ、岩場の茶畑や苔むした洞窟が点在する、ここはまさに桃源郷。でもそんな絶景より何より、800年前に曜変天目を焼い