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中目黒

【恋とサボテン、そして、時間。】日本とメキシコを結んだ深い愛の物語。

 うまいものを食う、というのは、恋愛に似ている。たとえば、とてもうまい寿司屋を予約し、その日が近づいて来るワクワク感、そして、緊張感、いざ、おまかせのコースが煌びやかに目の前に現れる時感じる、前戯、本番、ピロートークみたいな、ここはベッドの上かと錯覚するような流れ、支払いのときの、もっと払いたいというマゾッけ。いろいろひっくるめて恋だわー、なんて思うことはなかろうか? 私だけだろうか? 

 今回

井上 勇 | Trattoria Pizzeria L’ARTE(三軒茶屋)

第1次ナポリピッツァブームの申し子、1995年、中目黒に開業したピッツェリア〈サルヴァトーレ・クオモ〉のオープニングスタッフである。モチモチのおいしさに東京中が大狂乱。昼も夜も行列ができる店で、朝9時半から深夜3時まで働いた。イタリア人客も来ない日がない。「今日もおいしかったヨ、本物じゃないけどネ!」と言われ続け、本物を確かめに短期だがナポリにも渡った。「故郷に錦」の気持ちで中目黒に〈イル・ルポー

宮本義隆 | ICARO (中目黒)

11年前のオープン当時からメニューがほとんど変わっていない。カルネ・サラータ(牛もも肉のマリネ)、グーラッシュ(牛肉のパプリカ煮込み)といった修業先、北イタリアの肉料理やラビオリを中心に、日本人が好むパスタが数品。で、アラカルトのみ。潔い。定番料理とともに店の顔を作るのが、兄の宮本宗隆さんのサービス。兄も弟もお客に一切媚びない“塩”加減なのに「いつもの」を求める客で賑わうあたり、イタリアのどこかに

FLOWERS NEST

わび・さび&ダイナミズム。店主・富吉泰元さんのブーケを言葉で表すならこうだ。フラワーアレンジメント界の重鎮、土屋宗良さんに師事した後、さらに道を極めるべく、華道家の下で生け花や茶花を7年かけて学んだという彼の長い探求の歴史が、ブーケの繊細なあしらいに見え隠れしている。「究極は一輪で人の五感をときめかせられるかどうか。花束の場合は、見た瞬間に景色が広がるかどうかが重要です」と富吉さん。15種もの草花

マーカウェアが挑むサステイナブルな服作り

世界のファッションの潮流は、サステイナブルに大きく舵を切ろうとしている。ところが、日本の大手アパレルやセレクトショップ、ドメブラは、静観の姿勢を崩さない。そんななかで、原料からサステイナブルなモノ作りに取り組んでいる例外的な存在が、石川俊介さんが主宰するマーカウェアだ。
「5年ほど前にオーストラリア産のオーガニックウールを使ったのが最初です。素材は非常に魅力的でしたが、どうオーガニックなのかわかり

THE WINE STORE

5月15日オープンの中目黒〈THE WINE STORE〉。店主・横川かおりさんのヴァン・ナチュール角打ちだ。築50年の鉄工所を現役時代の雰囲気を活かしつつ改装した店内には、フランス、イタリア産を中心に1,000円台後半から約250種類揃う。あえて店手前をセラーにしたのは、「外から見えるところにワインを置いて、飲食店じゃなく酒屋だと気づいてもらいたくて」。さらに魅力的なのが奥の試飲スペース。購入し

YAECA HOME STORE

 知的でシンプル。でもなぜか心ときめく服。男女問わず人気の〈YAECA〉が、恵比寿、中目黒に続く3軒目を、白金の住宅街にオープンする。白金高輪の駅から、静かな坂道や路地を散策しつつ約10分。店までのアプローチも楽しい一軒家ショップだ。
 築40年の住居を改装した2階建て。1階は家具とフード、2階には洋服が並ぶ。庭に面したリビング的空間には1930〜70年代フランスの家具や照明。いずれも購入ができる