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住宅地

Log H by MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO

H形鋼の重厚感と、窓の軽やかさが交互に積み重なる、バランスのよい空間だ。
「壁の半分が窓なので、旗竿地なのに十分明るいんです」とご主人の小嶋亮平さん。この家にあるのは3つのフロアと、浴室や台所など最低限の水回り。建築家には欲しいものではなく、いらないものを伝えたという。
「一般的な住宅の8割の設備は不要だと思っているんです。この家には一つも収納がないし、玄関には靴脱ぎ場すら造らなかった。でも、その

相模原の住宅 | 野沢正光

川県郊外の住宅地で、特に目立つことなく、むしろ紛れ込むように野沢正光邸は立っている。48歳の時に造って27年。一人娘は独立し、通訳や翻訳の仕事をする妻との2人暮らしだ。建物は天井が低く開口部が大きい鉄骨造。センダンの大木を囲むように配した2つの棟と、それをつなぐ階段室から成っている。吉村順三や大高正人に学び、清家清の抑えたプロポーションを愛する野沢らしい、とてもささやかな住宅だ。
 
敷地には坪庭

HOME COFFEE ROASTER (三重/津)

小さな住宅地の端にある真っ白な焙煎所。営業日が少ないのは生豆の下準備に時間を要するため。まず水で洗って付着物を取り除き、丸1日かけ自然乾燥させるのだ。「生豆を洗う店は1割もないかもしれません。豆についた不純物が燃えて、コーヒーが余分な香りをまとわないように」と店主の構司啓太さん。焙煎はすべての豆に火が入った瞬間の“完煎”を基本に仕上げる。「中深煎りといっても人によって差がありますが、完煎は等しく同

ブラジル・モダンの金字塔、リナ・ボ・バルディのガラスの家。

近くで見ると予想以上に大きいボリュームには、ここで暮らした建築家の大胆な姿勢が感じられる。ピロティに潜り階段を上ると、内部には豊潤な世界が広がっている。ここは、建築家リナ・ボ・バルディが1951年に設計した〈ガラスの家〉だ。

リナが設計した住宅で現存するのはたった2軒。リナは「一般の人々のために仕事がしたい」と、次第に公共建築のみを手がけるようになったためだ。そのうちの一軒が、第1作で自邸の本作

島田 陽 タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所|月見山の住居

細い街路に沿って建物がひしめき合う住宅地に、シルバーの波板で包まれた家が佇む。クールな印象の扉を開くと、ふわっとハーブの香りが漂う庭が登場する。この庭は、壁と屋根に囲まれている。つまり家の内部に庭が取り込まれているのだ。唐突なアイデアにも思えるが、設計者の島田陽によると実は合理的につくられた庭なのだという。
「中庭が欲しいと言われたのですが、法的に必要な防火性能を満たすためには庭と建物の間に大がか

栗原健太郎+岩月美穂 studio velocity|都市にひらいていく家

住宅が密集した都市部の家は、隣同士が迫っているため、前面に光は入るが側面は機能しにくいというパターンが多い。両隣が住宅に挟まれた縦に長いこの土地を見た栗原健太郎と岩月美穂の2人が考えたのは「建物を建てる位置を変え、側面を有効的に使えるようにする」ことだった。まず住居を多目的スペースとプライベートな空間に分け、2つの棟を限界まで離して配置し、真ん中に庭を持ってきた。それにより側面を潰さず、周囲の景色

支留比亜珈琲店 新橋銀座店|チームしゃちほこ

秋本帆華(写真右) 名古屋の住宅地の近くには、5軒は喫茶店があって。週末は家族とみんなで喫茶店へ行くよね。ドリンクにトーストとゆで卵がついてくるモーニングを、朝昼ご飯兼用にして。
大黒柚姫(写真左) 目玉焼きがついてるお店や、分厚いパンのところとか、選択肢があってさ。その日の気分で決めるよね。
帆華 わたしはモーニングセットに、ピザトーストを追加! いつも何を食べてるの?
柚姫 最近は近所の〈支留

カフェ レジュ グルニエ|祐真朋樹

 僕が喫茶店に求める必要要素は「カウンターがあって話し相手になるマスターがいること」「薄暗い照明であること」「軽食を丁寧に作っていること」。表参道の老舗〈カフェ レジュ グルニエ〉は、その全てを満たしています。上京前に教えてもらって行ったのが最初で、それから約30年、今でも通っています。昼食を食べ逃したときにはクロックムッシュを頼んで、若い店長がいるときはカウンターに座って他愛もない話をしています