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住宅地

HOME COFFEE ROASTER (三重/津)

小さな住宅地の端にある真っ白な焙煎所。営業日が少ないのは生豆の下準備に時間を要するため。まず水で洗って付着物を取り除き、丸1日かけ自然乾燥させるのだ。「生豆を洗う店は1割もないかもしれません。豆についた不純物が燃えて、コーヒーが余分な香りをまとわないように」と店主の構司啓太さん。焙煎はすべての豆に火が入った瞬間の“完煎”を基本に仕上げる。「中深煎りといっても人によって差がありますが、完煎は等しく同

島田 陽 タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所|月見山の住居

細い街路に沿って建物がひしめき合う住宅地に、シルバーの波板で包まれた家が佇む。クールな印象の扉を開くと、ふわっとハーブの香りが漂う庭が登場する。この庭は、壁と屋根に囲まれている。つまり家の内部に庭が取り込まれているのだ。唐突なアイデアにも思えるが、設計者の島田陽によると実は合理的につくられた庭なのだという。
「中庭が欲しいと言われたのですが、法的に必要な防火性能を満たすためには庭と建物の間に大がか

栗原健太郎+岩月美穂 studio velocity|都市にひらいていく家

住宅が密集した都市部の家は、隣同士が迫っているため、前面に光は入るが側面は機能しにくいというパターンが多い。両隣が住宅に挟まれた縦に長いこの土地を見た栗原健太郎と岩月美穂の2人が考えたのは「建物を建てる位置を変え、側面を有効的に使えるようにする」ことだった。まず住居を多目的スペースとプライベートな空間に分け、2つの棟を限界まで離して配置し、真ん中に庭を持ってきた。それにより側面を潰さず、周囲の景色

支留比亜珈琲店 新橋銀座店|チームしゃちほこ

秋本帆華(写真右) 名古屋の住宅地の近くには、5軒は喫茶店があって。週末は家族とみんなで喫茶店へ行くよね。ドリンクにトーストとゆで卵がついてくるモーニングを、朝昼ご飯兼用にして。
大黒柚姫(写真左) 目玉焼きがついてるお店や、分厚いパンのところとか、選択肢があってさ。その日の気分で決めるよね。
帆華 わたしはモーニングセットに、ピザトーストを追加! いつも何を食べてるの?
柚姫 最近は近所の〈支留

カフェ レジュ グルニエ|祐真朋樹

 僕が喫茶店に求める必要要素は「カウンターがあって話し相手になるマスターがいること」「薄暗い照明であること」「軽食を丁寧に作っていること」。表参道の老舗〈カフェ レジュ グルニエ〉は、その全てを満たしています。上京前に教えてもらって行ったのが最初で、それから約30年、今でも通っています。昼食を食べ逃したときにはクロックムッシュを頼んで、若い店長がいるときはカウンターに座って他愛もない話をしています

〈Konditorei Mine〉のクッキーサンド

 名物はクッキーサンドの「コロコロ」。抹茶、ラムレーズンなど6〜8種が店頭に並ぶ。三島駅前からタクシーで約10分。のんびりとした住宅地に立つ店だが、今やゲストの半数は、県外からの人々だ。
 オールマイティな品揃えの洋菓子店を、伊原幸司さんが「コロコロ」主体の今の形にリニューアルしたのは3年前。「店の看板商品を」と、考えたときにクッキーサンドが浮かんだのは、手のひらサイズの親しみやすさと、1個の満足

THE BATTERY

 南北に延びるマンハッタン島の南の沿岸に、10ヘクタールもの緑地がある。この20年ほどの年月の間に静かに行われた大規模なメイクオーバーの結果、ひそかに生まれ変わっていた〈ザ・バッテリー〉の緑地は、子供たちが農業について学ぶ食育の場でもある。
 1812年、米英戦争時に要塞として造られた〈キャッスル・クリントン〉は、その後、劇場、最初の移民センター、水族館と歴史とともに形を変え、今は自由の女神のチケ

Cheaper by Dozen|ブライアン・トッレ

 いかにも米国の郊外にありそうな家屋。シリコンで作られたこの家は、奇妙にもグニャグニャしていて、中からは幾体もの子供の脚が飛び出しています。この作品を手がけたのは、ニューヨークを拠点に活動するブライアン・トッレ(1964−)。実はこの作品のアイデアとなっているのは、「レヴィットタウン」という、第二次世界大戦後、退役軍人とその家族のために開発されたニューヨーク郊外にある住宅地。大量の住宅をスピーディ