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みどり荘

 目黒区・青葉台に、知る人ぞ知るアンダーグラウンドなコワーキングスペース〈みどり荘〉が登場したのは、4年前の2012年。しかし、オーガナイザーの小柴美保さんの脳裏にみどり荘へとつながる構想が漠然と芽生えたのは、さらに遡ること4年前の2008年のことだという。
「その年の9月にリーマンショックが起きたんです。当時私は投資銀行に勤めていたのですが、アップルの株価が上がり、ソニーの株価が下がるのを目の当

柿之屋のブドウ|田中博子

 福岡県朝倉市で十数種のブドウを育てる〈柿之屋〉。巨峰など定番種に加え、伊豆錦、高妻、安芸クイーン、ゴルビー、翠峰、黄玉などを栽培。注文時に旬を迎えた品種を厳選し、詰め合わせにしてくれる。「出会いは福岡の若手農家グループ〈アグリオールスターズ〉のイベント。その会場が柿之屋の農園だったんです」。園主は36歳の秋吉智博さん。高校生で父を亡くし、家業を継ぐことを決意。父の残したノートを頼りに理想の味を模

ろぼ農園の土佐文旦|渡辺有子

 高知県佐川町、四国山脈を見渡せる山の上で育てられた土佐文旦。香りの高さと爽やかな甘味、そしてほのかな苦味が特徴だ。渡辺有子さんがその存在を知ったのはインスタグラム(lobo.502)。「無農薬でおいしそうだったし、写真からもおおらかな感じが見て取れ、まじめに作っているのが伝わってきました」。届いたらまずはそのまま食べるのがおすすめ。「とにかくそのままがおいしいけれど、サラダにもしました」。〈ろぼ

古着を研究しデザインに生かす。|渡邉基吉

 ファッションデザイナーになる夢を諦め切れず、一度就職したアパレル会社を退社し、現在はファッションの専門学校に通う渡邉基吉さん。彼が作る服に取り入れるのは、主に80年代のメンズ古着のディテールだ。「最初は、江戸時代とか古い和装を勉強していました。徐々に現代に近づいてきて、自分の興味があるものが80年代のものだと気づきました」
 彼がデザインするのはレディースの服。最初にするのはビジュアル探し。そし

現代の民藝と食べることが中心にある家。

 手仕事の日用品を扱うウェブショップ「みんげい おくむら」の奥村忍さんが本格的に「民藝」を意識し始めたのは、今から10年ほど前。当時は商社に勤めていた。主に食品を担当し、世界を相手に働くことへのやりがいは感じていたが、今の日本に、広く大量にものを持ってくることに、最後までぐっとこなかったという。「それより、ターゲットは狭く少量でも、人の心に刺さるものを届けたいと思った」と奥村さん。何より決定的だっ

探しものは、とにかく足で見つける。|川合将人

仕事で探しものがある時は、セレクトショップから合羽橋、100円均一に百貨店まで、とにかく見て回ります。ウェブでも探しますが、購入するのは知っているものだけ。実物と質感やイメージが違うことも多いので、買う前に必ず自分の目で確認します。でも家のものは、あまりコーディネートを意識しないかな。気に入ると買ってしまいます。

糸井重里が語る、我が青春のスナックとスナック芸。

30歳になる直前だったかな。とある雑誌の打ち合わせで、ふと「スナックでやるような芸を誰かまとめて本にしないかな」って僕が言ったんです。当時「スナック芸」なんて言葉はなかったけれど、飲みの席でやるお手軽な芸ってあるじゃない、タバコとマッチとグラスを使うような。要するにくだらない遊びです。「そういう本があればオレ絶対買うよ」って。そしたら編集者に「じゃあ、糸井さんが書いてください」。それでできた本が『

Pandeia

「FOLLOW YOUR INNER COMPASS」。ケルシー・ヴァンデ・ヴェルデンが自宅アトリエで作る〈パンデイア〉のウォッチにはそんな言葉が書かれたメッセージカードが添えられる。「一分一秒という正確な時刻でなくて、レイドバックした感覚で大まかな時間帯を感じるための時計。“島時間”みたいなものね」と彼女が語るように、この時計は機械式でない、Sun Dial=日時計だ。コンパスを内蔵した時計は、

Plate Lunch

 もしよければ明日も取材させてもらえないか? と頼んでみると、グレッグもコーリーも「都合が悪い」との答え。何か予定でもあるのかと尋ねたら、「ハリケーン・サーフィン!」と声を揃えた。
 一年を通じて北東から吹きつけるトレード・ウィンドがハワイのほかの島々にはない独自の気候を生み出すマウイ島の、それもノースショアで生まれ育った兄弟  今年31歳になるグレッグと1歳年下のコーリーにとって、サーフィンは子