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ドライフラワー

無機質な空間が引き立てる、新たな花の美しさ。

雑誌や広告でフラワーアーティストとして活躍する〈edenworks〉の篠崎恵美さん。仕事柄、大量の花を仕入れ、使った後は廃棄するという行為に違和感を抱いていた。そんな時、代々木上原で始めた生花店でお客さんから「この花はドライにできますか?」と頻繁に聞かれ驚いたそう。花を捨てたくないのは誰もが同じと気づき、2017年に専門店をオープン。調剤薬局をコンセ

Le Vésuve

南青山の奥に〈ル・ベスベ〉ができたのは22年前のこと。以来、デザイナーやスタイリストなどがこぞって愛用してきた名店だ。故・高橋郁代さんが作り上げた世界観はそのままに引き継がれ、花の美しさを引き出したエレガントなアレンジメントがオーダーできる。「赤といっても、隣り合わせてみると品種によって色合いが違う。もっといえば、同じ品種でも一本一本、微妙に色が違う。そのニュアンスを感じてほしい」と店長の木津谷優

mugihana

代々木上原駅から徒歩1分。14年目を迎えるこの店のオーナー堀川英男さんは、人生の先輩と慕いたくなるような落ち着いた佇まい。ブーケやアレンジメントの注文では、言葉にしづらいイメージを丁寧に聞き出してくれる。ポリシーは「贈る人の心に寄り添うこと」。なぜならお祝いの花とお見舞いや送別会の花は意味合いが異なるから。経験値は仕入れにも表れ、競りを軸に、農家からの直入荷や、共同開発した品種も。切り花、枝もの、

MUNSELL

昨年10月にオープンした新店。タイルやスチール製の台に、青白い蛍光灯の光を受けて、極彩色の花が並んでいる。草月流の生け花を学び、師範の助手まで務めた経験を持つ、店主の梅澤秀さん。その後、いくつかの花屋で現場の仕事を学び、独立した。マットな黒いセロファンで包んだブーケは、花の個性と個性が響き合う強烈なインパクト。「あえて花と花を重ね、陰影で美しさを引き出す」など、生け花にも通じる立体構成が考え抜かれ

Forager

店内に並ぶのは、一般的な花束ならバラやガーベラの隣に添えられていそうな、控えめな花たち。野道が似合う草花や、マメ科や多肉植物の一種といったグリーンの延長のような花も多い。「こざっぱりとした女性にはこっちの方がきっと似合う。花って洋服のように似合う似合わないがあるから」と店主のchi-ko.さん。店主自ら“脇役劇場”と呼ぶラインナップから、存在感のあるブーケを生み出せるのは、大手花屋で長年培った技術

FUGA

外苑前のキラー通りに1994年から25年にわたって店を構える〈FUGA〉は、個性的な葉ものを用いた、モダンなブーケに定評がある。モンステラなどエキゾティックな植物と洋花を合わせ、都会的な世界観を打ち出したパイオニアでもあるが、一方で真紅のバラだけで組むラウンドブーケや、野花を交えたナチュラルなブーケも得意。約300種を誇る花やグリーンを組み合わせて、あらゆるオーダーに応えてくれる。毎年、産地への研

BIONIC PLANTS

後藤亜希子さんと楠木誠悟さんによるフラワーデザイナーユニット〈BIONIC PLANTS〉。広告や雑誌、店舗のディスプレイなどで活躍する2人が奥沢に構えていた店を都立大学へと移転。2019年3月にオープンさせた。作り込みが得意な足し算的思考の楠木さんと、華道の経験を生かした引き算的発想の後藤さん。「互いのセンスを生かしつつ、色と色が相乗効果を生む組み方を大事にしている」と言い、今回のブーケでは一本

はいいろオオカミ+ 花屋 西別府商店

ロシアの古器やヴィンテージ家具とともに、切り花が並ぶ一風変わったフラワーショップ。「実際、自宅に飾ったときの花姿をイメージしてもらえるように、テーブルなどの什器から花器まで、暮らしを連想するディスプレイを意識しています」と店主の西別府久幸さん。仕入れる花も個性的。水の少ない乾燥地帯で育った原種を中心に、生命力溢れる野性的な花が店内を埋め尽くす。店主自ら山奥へ入り、太陽に向かって曲がりくねって伸びた

trèfle

「ほとんどのお客さんが、僕のことを見て驚きますね。え? 男性なんですか?って」。そう苦笑いしながら語るのは店主の木之下渉さん。フランス語でシロツメクサを意味する〈trèfle〉という名前も、宇田川町の静かな路地にひっそりと佇む店も、2つのライトだけが灯るこぢんまりとした空間も、どれも可憐な印象。ブーケの花も清楚で、包み方も清純派。「セロファンやサテンリボンは通常使いません。紙だけで全体を優しく守っ

DILIGENCE PARLOUR OMOTESANDO

「新鮮で旬な花を扱うだけでなく、“春なら生き生き”“秋ならしっとり”と四季折々の情緒も表現したい」というのがオーナー・越智康貴さんの花へのアプローチ。花一つ一つが持つエネルギーを感じてもらいたいと、つぼみばかりを束ねて、開花していく過程も楽しめる花束を提供している。店内に並ぶ色とりどりの花は1本から購入でき、希望に応じて、コーヒーカップ風のフラワーベースやハンドル付きのクリアな包装が選べる。花を持