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名古屋

名古屋という名の小宇宙。文・吉川トリコ

昔から言われていることだが、名古屋の子どもは名古屋の外に出ない。「名古屋の外に出る」という発想そのものがすこんと抜け落ちている。私の出身高校はそこそこの進学校だったのだが、大半は地元の大学に進学し、中には東京や関西の大学に進学する子もいないでもなかったけれど何年かするとそのほとんどが戻ってきた。就職試験の際、名古屋の企業は地元出身の人間を優遇すると聞いたこともある。
 
まわりを見渡せば、地元で進

名古屋人も知らない、未開の味。

味噌煮込みうどんの先を行く進化系煮込み。

今、名古屋では味噌煮込みよりもカレー煮込みの方が人気。家でも3分ほど煮込めば本場の味が完成! 少し辛めのスープはご飯を入れればカレーリゾット風に。680円。取り寄せ可。●ジェイアール名古屋タカシマヤ店/名古屋市中村区名駅1−1−4 B1☎052・566・8582。10時〜20時。不定休。

円頓寺の交差点に鎮座する 信長、秀吉、家康の三英傑像。 ……で、もう一体が水戸黄門⁉

円頓寺商店街の西側出入口にある交差点の四つ角に、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑となぜか水戸黄門の像が立っている。活躍した順(?)に、信長は金色、秀吉は銀色、家康は鋼の色に仕上げられているが、これまたなぜか水戸黄門はカラフル。三英傑といえば名古屋にゆかりがあるので像が立つのもわかるのだが……。像を寄付したのは不動産会社経営・時田一弘さん。加賀藩の祖の前田利家、徳川8代将軍・徳川吉宗、江戸期の町

あの台湾ラーメン〈味仙〉に、 メニューに載せられない辛さがある。 そのレベル、エイリアン級!

名古屋めしの代名詞になりつつある台湾ラーメン。その元祖といわれている〈味仙〉の台湾ラーメンはもともと辛く、「アメリカン」という辛さ控えめのメニューがあるほど。そんな中、裏メニューである2倍の辛さの「イタリアン」、4倍の辛さ「アフリカン」をもしのぐ、「エイリアン」という2種類の唐辛子をミックスした未知の辛さが存在するとの噂を聞きつけ注文。出てきた丼を見ているだけで、すでに目に辛さが十分に伝わってくる

名駅西のエリアが なんだかうごめいてる。 その中心にいる人物とは。

レトロな雰囲気がまだほのかに残る名古屋駅の西エリア。そこに昨年9月〈ONLY FREE PAPER NAGOYA〉が、フリーペーパーが大好きで自身でも作っている堀江浩彰さんの持ちビルにオープン。全国のフリーペーパーが100種類ほど置かれており、「程よくサブカルっぽく」デザインされた喫茶店〈喫茶River〉も同フロアにある。リニア中央新幹線の駅が開通し便利になるエリアに対し、「変わっていくことは否定

名古屋カルチャーを知れる WEBマガジン「LIVERARY」は、 遊びに行ける場所だった。

名古屋を中心に東海圏における音楽、芸術、映画などのカルチャートピックスや街のイベント情報などを紹介し、東海エリアを盛り上げているWEBマガジン「LIVERARY」。実は、そのオフィス自体もカルチャーを生み出すスペースになっている。雑誌『SPECTATOR』編集部によるトークショーや青葉市子、マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)によるライブショーが開催されたり、平山昌尚、加賀美健、大橋裕之といったア

これぞ名古屋のコーヒーだ。 1杯1,800円! 純金箔入りコーヒーのお味とは?

派手好き名古屋を象徴するようなきらびやかさ。〈喫茶サマディ〉では、シャチホコばりの純金箔入りコーヒーが飲めるという。デザート付きで値段もさすがの1,800円(税込み)。店の雰囲気に合った上品なカップに入れられたコーヒーは、表面が見えないほど大量の金箔に覆われていた。さらにデザートのゼリーの上にも大量の金箔と、まさに金三昧! うまく飲むコツはかき混ぜないこと。スプーンに金箔が付いてしまうからだ。金の

緑すぎる大仏様に 散在する男根と巨大木魚。 見どころ満載の知られざる珍スポット。

名古屋市内に鮮やかな緑の大仏様が存在することはご存じだろうか? 本尊10m、台座高さ5m、全高15mの大仏様は、どこかエキゾティックな雰囲気の曹洞宗の寺院・桃巖寺に佇んでいる。名古屋大仏が造られた1987年はこのような色ではなかったが、2006年に改修工事をして全身真緑色となり、目、唇、耳等には金箔が施されている。織田信長の父・信秀の菩提寺であるこの寺は、ほかにも見どころが多くある。片手で触れるだ

突然現れ、そこになかった 店や空間を短期間限定で創り上げる 謎の集団〈プレオープンズ〉。

「誰かのために全力を尽くしてしまうお人よしの集まり」。そう話すのは〈プレオープンズ〉の一員・髙木佳恵さん。名古屋を中心に活動している〈プレオープンズ〉とは、名前通りお店などのプレオープンの際にサポートしたり、今まで日の当たらなかった場所を盛り上げる活動をする集団だ。過去には利用されていない日本家屋で定期的にイベントを開催し、建物のオーナーが新たにお店をスタートさせるまでをサポート。メンバーは建築士

堀川沿いで飲んで食べて。 月に1度開催される 『なやばし夜イチ』が楽しいって。

川沿いに並ぶ屋台の明かりの中に響く上機嫌な笑い声。毎月第4金曜日に、堀川沿いの錦橋から納屋橋の間の遊歩道で開催されるナイトマーケット『なやばし夜イチ』の風景だ。酒やつまみはもちろん、焼き菓子や手作り雑貨、植物、占い、ワークショップができる店まで出店、麦から育てたオリジナルのビールなども販売する。9月に開催されるビール祭りでは樽ビールを楽しめて、飲み比べなどのイベントも。3月の日本酒祭りには東海地方