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北野珈琲|ボブファンデーション

〈北野珈琲〉はロンドン留学時代の友人、古本親良くんが、帰国後に修業した師匠から受け継いだお店です。福岡市のベッドタウンにあります。彼はロンドン時代からカップ&ソーサーを200客くらい集めていて、お客さんは自分で選んだカップで飲むことができます。豆は親良くんが厳選して毎日焙煎し、市内のコーヒー屋さんにも卸しているそう。店内で食べられる軽食、ケーキ、焼き菓子もすべて彼の手作りで、どれもおいしいのがすご

水天宮の河童面

 安産や子授け、水難除けなどの御利益で知られる水天宮。全国各地にある水天宮の総本宮は福岡県久留米市にあります。その由来は、壇ノ浦の戦いまで遡り、安徳天皇の母である高倉平中宮に仕えていた女官の按察使局伊勢が、今の筑後川に程近い鷺野ヶ原に逃れて、水天宮を祀ったのが始まりといわれています。
 この筑後川には、九千坊河童と呼ばれる西日本随一の勢力を誇っていた河童がいました。一族は9000匹にも及び、もとも

堀江いちご農園のイチゴ、善積農園のリンゴ、柿之屋の柿

 料理家、編集者、写真家として多才な活動を展開するフルタヨウコさん。中でも料理家の仕事で核となっているのがジャム作りだ。自身のブランド〈HOME.〉のほか〈北欧、暮らしの道具店〉とともに立ち上げたブランド〈KURASHI&Trips〉のジャム部門を手がけ、今や週の仕込みが100㎏超という規模に。「ジャム作りに使う果物は信頼できる作り手のものを選び、農園にも足を運びます。例えば知人のシェフの実家が〈

赤司農園の桃|東森俊二

 6月中旬に予約が始まると、瞬く間に完売する〈赤司農園〉の桃。大玉の川中島白桃と黄金桃を育てている。「赤司さんのこだわりは、桃がおいしくなったその瞬間にしか発送しないこと。“旬”とはこういうことかと驚かされます」。桃は数日でも早く枝からもぐと、柔らかくならず、味も薄まる。熟れて実が落ちるのを覚悟で、待って待って、今だ! という時に収穫する。ゆえに注文時に発送日時は指定できない。「ここの桃は香りも素

柿之屋のブドウ|田中博子

 福岡県朝倉市で十数種のブドウを育てる〈柿之屋〉。巨峰など定番種に加え、伊豆錦、高妻、安芸クイーン、ゴルビー、翠峰、黄玉などを栽培。注文時に旬を迎えた品種を厳選し、詰め合わせにしてくれる。「出会いは福岡の若手農家グループ〈アグリオールスターズ〉のイベント。その会場が柿之屋の農園だったんです」。園主は36歳の秋吉智博さん。高校生で父を亡くし、家業を継ぐことを決意。父の残したノートを頼りに理想の味を模

グッとくるものとの出会いを待つ。|Shu-Thang Grafix

何でも長く使う方なので、身の回りには無駄なく飽きのこないデザインで、実用的なものが多いです。「こういうのがあったらな〜」という時は、それが見つかるまで保留! 今はモップを掛けるためのアルミ製のフックを探していますが、グッとくるものとなかなか出会えず、モップはクローゼットで適当に立て掛けられたままです(笑)。

演劇界の奇才がこだわったのは読後の爽快感…?|松尾スズキ

 欲望と羞恥心、気遣いと業。それらがトグロを巻いて、絡んだり空回りしたり。劇作家・作家の松尾スズキさんが紡ぐ物語は、悲劇にも喜劇にも見える人間模様が描き出される。朝日新聞で連載していた最新小説『私はテレビに出たかった』も、強烈なキャラの持ち主が登場しながら、今回は「純粋なエンターテインメント」に初挑戦。純文学色が強かったこれまでの作風とは異なり、80代の新聞読者も喜ばせたという「笑いあり涙ありスリ