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カレー

奥深き、食い倒れの町。

 10月末。最初のロケハンの際、深夜にもかかわらず、人で溢れ返っていた立ち飲み〈Wapiti〉。とにかくみんな楽しそうに飲んで、笑って、初めての人とも臆せず乾杯! なんとも人懐っこい、大阪らしい風景。そんな楽しい夜のロケハンを進めていくと、大阪のカレーはとにかくスゴイから! と力説する人、多数。なかでも、阿倍野のかっきーのカレーがおいしいらしい。常設の店はなく、〈青空食堂〉という立ち飲み店に不定期

マウンティング女子はダメ?

飲んでいておいしい店の話になると、寿司ならこっちの方が最高だとか、カレー好きでここに行ってないなんてあり得ないとか、相手が話題にしてくる店にかぶせるように“いい店マウンティング”
をしてしまいます。悪気はないんですが、翌朝ぼんやり思い出して落ち込むというか。どうしたら嫌みにならずにすみますか?(美容系/42歳/女)

〈HAVE MORE CURRY〉の 「本日のカレープレート 全種盛り」

 一軒に集中して行くよりは、ジャンルが異なる複数の好きなお店に通うタイプです。でも〈HAVE MORE CURRY〉は、シェフの松崎洋平さんが開店前に僕のお店に食べに来てくれて以来親睦を深めたので、オープン当初は週に何回も友達と行ったし、1人でもコンスタントに食べに行くので、自分としては珍しく50回超えかな。

 野菜が中心の、油脂や動物性タンパク質に頼らないながらも力強い味わいのカレーが同時に何

スタンドニューサンカク

〈大衆酒場ひらやま〉で10年修業し、「名物スタッフ」だった“ケンケン”こと店主・ヒロカワケンさんが2018年に開店。北浜で磨いたケンケンのトークがこの店の魅力。〈ひらやま〉のレシピを継承しながらも、白和えには細かく刻んだピータンを忍ばせるなど、技アリのアテが40種以上。東大阪のスパイスカレー店〈ヤドカリ食堂〉のカレーはシメにも飲み直しのアテにも。

Udon Kyutaro

店主・太田博和さんは香川・高松の有名店〈うどんバカ一代〉と、丸亀〈純手打うどん よしや〉で修業。「朝うどんを大阪でも」と、朝と昼の営業に。一筆動線のセンターテーブルをみんなで囲んで食べるスタイルで、自然と客同士の会話が生まれる。キーマカレーを半分のせたカレーうどん「iki」など独創的な味に関西人も注目する。実は、インテリアは柳原さんによるデザイン。

『マガリーダッタ / 柳葉魚 濃厚エスプーマ』

釧路出身の中村千春さんが、ラーメン店で働きながら間借りで始めたカレーが評判を呼び、構えた城。焼き魚定食だという皿はそんな店主の軌跡そのもの。漁師の父から届く魚にガツンとスパイスを効かせ、骨ごとクタクタに煮込んだ濃厚魚介キーマの頂には大根おろし。周りには味噌汁代わりのラーメンスープを泡立てたエスプーマ。これで辛味を和らげつつ楽しむ魚介キーマの旨さはほかにない。土曜・日曜限定のカレーは日替わり。900

『フジヤマコウタ / ファンタスティック④(海老スープ)』

担々麺かと見紛うこれは、札幌でスープカレーにドハマリし、カレー屋になった富士山幸太さんが、妙に気になった映画のタイトルから発想したスープカレー。「スパイスは二の次。旨味が命」と言い切る店主ゆえ、魚介スープと鶏白湯を合わせたダブルスープには、さらに干しエビを重ね、旨味の三重奏を演出。浮かぶそぼろを分け入れば、中には4=フォーならぬ、タイ米麺センレック。ラーメン+ライス感覚でどうぞ。1,150円。

『ニッポンカリー オルタナ。/オルタナ式スープカリー 豚しょうが&あさり佃煮のあいがけカリー』

カレー愛好家の三嶋達也さんが週2で手がける店は、“ニッポンのおかずカレー”がテーマ。その最新作は、京都の味噌汁専門店に刺激を受けて考案した、鶏白湯と魚介出汁、白味噌とスパイスが融和するスープカレー。が、これで終わらないのが三嶋流で、海苔と梅干しがのるご飯には、佃煮的なおかずカレーをもうひとのせ。ご飯と一緒にスープに浸して食べ進めば、めくるめく味変が堪能できる。1,100円。

『soratobukaori/カレーポタ4種あいがけ』

3日がかりでとった濃厚な魚介出汁がベースのカレーには、目の前でスパイスオイルがかかり、ここにスチーマーで香りを立たせたスパイスポタージュを自分でかける趣向。店名のkaoriは、店主・牧香織さんの名前であり、カレー、オイル、“スパポ”の3段仕込みで効かせる香りへの思い。フードコーディネーターでもある牧さんが「一皿にこだわりを思い切り詰め込める」と選んだカレーはご飯も出汁で炊いた紫もち麦入り5分づき玄

『 pimer/鶏スウィートナッツソース、蕪とポタージュカリー、あさりとトマトMIXキーマ』

ご飯を中心に、ポタージュ、野菜の副菜、そして注文が入ってから調理するキーマと焼き物が四方を固める。この洋食コースを凝縮させたかのような端正な皿を作るのは、スリランカでカレーに目覚め、名店〈旧ヤム邸〉を経て、店を構えた谷川光さん。「毎日食べても飽きない」を目指し、主役に据えたのが、スパイスは控えめに、大好きなカボチャを主とする野菜の旨味際立つポタージュスタイル。焼き物が付くのも新鮮。カレーは日替わり