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ハワイ

【話題の書籍】村上春樹のTシャツコレクションが一冊に。

『カーサ ブルータス』で「音のいい部屋。」という特集を作ったとき、村上さんに初めて取材を受けていただいた。なにしろ専業作家としてキャリアをスタートするまではジャズ喫茶を経営し、ジャズを語らせれば泣く子もスウィングするほどだと聞いていたわけですから、とても興味があったわけです。「レコードのことであれば」、と奇跡の取材オーケーが出まして、ご自宅にお邪魔しました。唸ることしかできないコレクションに、ジャ

ヒッピーやサーファーたちが作り上げたオーガニックタウン。

ひょうたんを横にしたような形のマウイ島の、“くびれ”部分に近い海沿いの町パイア。19世紀後半からサトウキビ産業で栄え、その衰退とともに町も一度は衰えたが、1970年代頃からヒッピーたちが、続く80年代にはサーファーたちが集って注目を浴びる。それらの人々に呼応するように、オーガニックスーパーやビーガンカフェなどが出現した。プランテーション時代の面影を残すレトロな建物と相まって、レイドバックした空気の

サステイナブル先進島、 マウイ島の豊かな風景。

ハレアカラ山中腹のクラにある〈オオ・ファーム〉。約3万㎡の広大な敷地で、さまざまな野菜やフルーツ、コーヒーなどを育てている。こちらの大きな特徴は、有機農法、なかでも不耕起栽培(No-till farming)にこだわっていること。土を耕さず、植物本来の力を信頼しながら肥沃な土壌を保つ農法で生み出されるとりどりの作物は驚くほどに味が濃い。採れたての作物をファーム内のキッチンで調理した朝・昼食の至福感

「破壊と創造」の痕跡に地球の摂理を見る。

「ハワイへ行きたい」と言うとき、人はどんな光景を思い浮かべているのだろう? ご機嫌なサーファー。ゴルフ場の青々とした芝生。フルーツ山盛りのアサイーボウル。道の脇にこぼれるように咲くハイビスカス。ビキニ姿のおばあちゃん。免税店のすんと冷えた空気を思う人だっているかもしれない。訪れる誰もが、それぞれの楽しみ方と過ごし方を見つけられる場所。世界のどこでも本来はそういうものだろうけれど、太平洋にぽつんと浮

古き良きハワイの伝統を継承する町と人。

サーフィンのルーツとされ、古代のハワイアンたちが日常的に波乗りに使っていた木製ボード「アライアボード」。技術の発展とともに、軽量で扱いやすいポリウレタンなど化学素材のボードに押されて姿を消し、長く文化が途絶えていたが、ルーツを辿るハワイアンたちを中心に再発見されつつある。島の北東部にある静かなビーチのそばの町、アナホラで生まれ育ち、クロスフィットジムを営むケアカイもその一人。漁師だった祖父たちが乗

地球を見直すことができるところ。

州を挙げて気候問題に取り組み、ルーツに寄り添いつつ未来につながるライフスタイルを模索しているハワイ。圧倒的な地球の姿と、そこに生きる人間の尊い知恵に出会うチャンスが諸島の各地に散らばっている。だからこそ、いま行きたいのはネイバーアイランド。カウアイ島、ハワイ島、マウイ島には、地球に寄り添い、サステイナブルを実践しながら、ハワイの文化を未来に紡ぐ人々が輝いていました。

人が“つくる”こととは何かを一緒に考える。|青木陵子 × 伊藤存

 人が日々の生活の中で何かを“つくる”とはどういうことなのか。青木陵子さんと伊藤存さんが長年かけて取り組んできた“つくる”の集積が、ワタリウム美術館で体感できる。ワークショップという展覧会名を見ると、何かを体験する講座のようなものを思い浮かべるかもしれないが、彼らは近年の作品制作のプロセス自体がワークショップだと語る。

 本展は、2000年頃から2人で制作を続けているアニメーション作品《9才まで