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小説家

【話題の映画】今度は女が銃を拾ったら⁉ 『銃2020』。

作家・中村文則の第1小説『銃』(2002年刊/河出書房新社)が村上虹郎主演で映画化されたのが2018年。同作の企画・製作を務めた奥山和由の着想により、奥山和由×中村文則×武正晴が再びタッグを組んだ『銃2020』が公開。中村文則が原案を手がけ、初の映画脚本に挑戦。前作に引き続き、メガホンを取った武正晴監督と、その舞台裏を語る。

【7月16日発売】現代日本文学の最先端はここ! 気鋭の作家の20年を1冊の本で読む。|『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』

昨年12月、芥川賞候補が発表された時に快哉を叫んだ人は少なくないだろう。そこには初ノミネートとなる乗代雄介の名前があった。デビューから5年、『十七八より』『本物の読書家』『最高の任務』を書いた作家は何を読み何を書いてきたのか。メイキング・オブ・乗代雄介とも呼びたい『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』が完成した。

増島拓哉 ●小説家|街と言葉で加速する 若き大阪ノワール作家。

 大阪府立の名門高、北野高校文芸部で小説を書き始め、19歳で仕上げた初長編『闇夜の底で踊れ』では、パチンコ中毒で風俗嬢におぼれる元極道を主人公に。これがとてもリアルな描写の連続で、並み居る作家や書評家をうならせた。それでいて「パチンコ経験は今もありません。YouTubeで見て、調べて。極道の世界は北野武映画とかを参考に」と言うのだから、まさに新世代。暴力描写も辞さないノワールな世界を描きつつ、テン

【60・120・180min.】街の隅々まで満喫せよ! 所要時間別、 大阪の過ごし方。

 大阪人はケチだ、せっかちだなんて揶揄されがちだけど、ぼやぼやしていては時間がもったいない! という気持ちが強いのは確か。当然空き時間なんて概念は薄い。かといって、つまらないことに時間を費やすのも我慢できない(すべて在阪編集者調べ)。自ずと、ターミナル駅にある「ちょっと一杯」な店でも、オフィス街の喫茶店でも、立地に甘んじることなく、おもろく過ごしてもらいましょう、とクセは強めになる。これだけサービ

【話題の絵本】村田沙耶香、米増由香、瀧井朝世が語る「絵本」の魅力。

薄い一冊に閉じ込められた大きな世界は、大人にも豊かな想像力を与えてくれる。岩崎書店の「恋の絵本」シリーズは、絵本初挑戦の作家たちが、新しい恋愛観やジェンダー観を取り入れた恋の物語を描く。「大人の心の痛みや切なさにも響くものを作りたかった」と編集の瀧井朝世さん。その第5弾『ぼくのポーポがこいをした』は、物語を村田沙耶香さん、イラストを米増由香さんが手がけた。

劇作家・俳優の岩井秀人、再始動する。

 自分自身のひきこもり体験を基にした『ヒッキー・カンクーントルネード』が小劇場界で話題となり、実父のDVと家族の問題を描いた『て』で人気を不動のものとし、女性の性を描いた『ある女』で劇作家の芥川賞ともいえる岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・俳優の岩井秀人さん。俳優としての活動も目覚ましく、昨年は大人計画の舞台『キレイ─神様と待ち合わせした女』でジュッテン役を好演した。

 そんな劇作家としても俳優と

卒業式を体験できたのは、『金八先生』のおかげです。| 吉行和子(第一回/全四回)

 生まれは東京の市ヶ谷です。父は岡山出身の長男でしたが、どうしようもない不良でして。それで土木建築の大将だった祖父は、市ヶ谷に100坪の土地を与えて縁を切ったんですね(笑)。戦前から母がそこに美容院を建てて美容師をやっていましたが、戦争で焼けてしまい、そこに掘っ建て小屋を建てて、また暮らし始めました。半分は住居、残りの半分を美容室にして、母が働きながら11歳年上の兄、私、4歳下の妹を育ててくれまし