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日用品

谷中 松野屋

 アウトドアで使うギアは、何も専門店でなくとも揃う。その道のプロも注目するのが、昔ながらの“荒物”。アルマイトの食器や竹籠など、生活のなかに当たり前のようにあった素朴で機能的な日用品には、そのまま転用できるものも多い。日本のヘビーデューティな道具たちは、アウトドアシーンでも遜色なく使え、タフで価格も安いのだ。3代目店主の松野弘さんは70年代西海岸のアウトドアシーンに触れたほどのアウトドア好き。京都

調和を大切に、静かなトーンでまとめる。

「壁があると、つい隙間を埋めたくなってしまう」
と話すのは〈クラスカギャラリー&ショップ ドー〉のディレクター大熊健郎さん。築50年近い今のヴィンテージマンションに引っ越してきたのは3年ほど前。以前住んでいた家はかなりコンパクトだったが、狭いながらもアートを壁いっぱいに飾り、まるで“敷き詰められた”ような空間はお気に入りだったという。その壁をほぼ再現したのが現在。リビングの一面にある、大きな壁には

現代の民藝と食べることが中心にある家。

 手仕事の日用品を扱うウェブショップ「みんげい おくむら」の奥村忍さんが本格的に「民藝」を意識し始めたのは、今から10年ほど前。当時は商社に勤めていた。主に食品を担当し、世界を相手に働くことへのやりがいは感じていたが、今の日本に、広く大量にものを持ってくることに、最後までぐっとこなかったという。「それより、ターゲットは狭く少量でも、人の心に刺さるものを届けたいと思った」と奥村さん。何より決定的だっ

欲しいもののなかから、直感で買う。|土田貴宏

見つからないというより、欲しいものからどれを選ぶかに悩むことの方が多いですね。まず直感で惹かれる、手に入れてからその良さがわかってくる。結果、ものの姿形に表れた作り手の思想に共感できる、親近感を感じるものが集まってきます。ただし感覚でものを選ぶので、いつの間にか身の回りが雑多になってしまうのが反省点ですね。

ロレックスの腕時計|ソニア・パーク

 金無垢がギラリと目立つ、ROLEXのオイスター・パーペチュアルは15年ほど前、新品で購入したもの。当時の年齢としてはかなり思い切った買い物だったという。「それを、気がついたらいつの間にか母が身に着けるようになっていたんです。彼女は私よりもずっとファッションが好きで、人目を気にせずお洒落を楽しむような人だったから」
 10年以上もの間、母が「毎日、寝る時以外ずっと」身に着けていたその時計は、今年に

HOTEL HOLIDAY HOME

 神戸に本店を置くライフスタイルショップ〈Bshop〉系列の〈ホテル・ホリデーホーム〉は、京都市内から車で3時間ほどの久美浜にある。京都縦貫自動車道をひたすら日本海に向かい、久美浜に聳える“かぶと山”を目指せば、ホテルはそのかぶと山公園内にある。山の麓、雑木林に包まれるホテルはまさに隠れ家だ。敷地全体がすがすがしい空気に包まれ、木々の合間から見通せる久美浜湾、花の咲く庭園など、自然との一体感が心地

今季、気になるアロハシャツ。

ヴィンテージの生地やプリントを用いたシャツを中心に展開するアメリカブランド〈ギットマン・ヴィンテージ〉。この春は鮮やかなフラワープリントのアロハシャツが登場した。タイトすぎないボディと、短めの丈で夏の定番シャツとして重宝しそうだ。同柄のショーツも展開中。21,8
00円(ギットマン・ヴィンテージ/アウターリミッツ☎03・5457・5637)

果物でも本でも、思いついたものを入れてみる。|平松洋子

 モダンデザインの家具と、明治期の水屋箪笥や李朝の壺が、当たり前の顔で隣り合うリビング。エッセイストの平松洋子さんは骨董好きとして知られるが、その楽しみ方は実に自然体だ。
「この手水鉢は20年以上前に手にしたものです。日本の生活雑器ですが、フランスの田舎を思わせる雰囲気がありますよね。口の広い鉢はなにかと物入れに便利で、うちでは買ってきた果物をポンポンと入れています」
 無造作に床に置かれたおおら