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10月

華麗なる太宰府天満宮。

太宰府天満宮といえば菅原道真公。学問の神様に、受験の神頼みに訪れる人は多いが、実は文化芸能の神様でもあることはあまり知られていない。年間1000万人の参拝者を誇る神社の、知られざる側面に注目する。



 太宰府天満宮の権宮司である西高辻信宏さんの交友関係は、とても華やかだ。それは、神社には「奉納」という考え方があり、古よりモノに限らず歌などの芸能が多く捧げられてきたことに由来する。「現代の神社

奥深き、食い倒れの町。

 10月末。最初のロケハンの際、深夜にもかかわらず、人で溢れ返っていた立ち飲み〈Wapiti〉。とにかくみんな楽しそうに飲んで、笑って、初めての人とも臆せず乾杯! なんとも人懐っこい、大阪らしい風景。そんな楽しい夜のロケハンを進めていくと、大阪のカレーはとにかくスゴイから! と力説する人、多数。なかでも、阿倍野のかっきーのカレーがおいしいらしい。常設の店はなく、〈青空食堂〉という立ち飲み店に不定期

どうしてみんなグレン・グールド好き?

「グールドって難しくて、迂闊に好きって言っちゃうと余計なものがいろいろ付いてくるんですよ、スノッブとかオシャレとかね」

 グールドは好きですかという直球の質問に、原摩利彦はおかしそうに、でもちょっと困ったような顔で答えた。たしかにグールドという記号はある時期イケメン男子のアクセサリーのようだったし、一般名詞化した「グールド好き」は原のような音楽家ならなおのこと、口にしづらいに違いない。それでも原

ラップと演劇が融合した名演を。|佐久間宣行 → アイナ・ジ・エンド

 佐久間です。BiSHの曲はよく聴いていて、パフォーマーとしてはもちろん、振り付けや作詞作曲を手がけるアイナさんは、クリエイターとしてクレバーな人だと視聴者目線で好きでした。まだお会いしたことはないので、勝手なイメージで選んだんですが、劇団ままごとの演劇『わが星』なんてどうでしょう? 星の一生と人の一生を重ね描いた90分の芝居で、終始□□□の三浦康嗣さんが手がける時報のトラックが、ラップを乗せて展

人が“つくる”こととは何かを一緒に考える。|青木陵子 × 伊藤存

 人が日々の生活の中で何かを“つくる”とはどういうことなのか。青木陵子さんと伊藤存さんが長年かけて取り組んできた“つくる”の集積が、ワタリウム美術館で体感できる。ワークショップという展覧会名を見ると、何かを体験する講座のようなものを思い浮かべるかもしれないが、彼らは近年の作品制作のプロセス自体がワークショップだと語る。

 本展は、2000年頃から2人で制作を続けているアニメーション作品《9才まで

〈LONG WALK COFFEE〉の愛知アンディー有

「まもなくオープン。今日もジャズをガンガン、マキシマムかけとります」。毎朝のインスタグラムにポストされる“本日のレコードとコメント”からは、店主の気分が、その日に選んだ一枚から伝わってくる。英国人を父に持ち、映画『さらば青春の光』の主人公・ジミーのような顔立ちの店主の愛知アンディー有さんは、ある時、以前暮らしていた東京のジャズ喫茶でジャズのレコードの魅力に目覚め、その深い魅力にハマっていった。天神

【3月22日まで開催】“迎える”だけじゃない、ものづくりの祭典。

「シンガポールは人々が行き交うアジア最大のハブに成長している国際都市ですし、今回は芸術アカデミーのキャンパス内で開催するので、ものづくりの未来を担う学生との交流も楽しみなんです」
 そう語るのは「燕三条 工場の祭典」スタート以来実行委員会事務局を務める、鎚起銅器の老舗〈玉川堂〉の山田立氏である。
「燕三条 工場の祭典」は、金属加工をはじめとするものづくりの現場を紹介するイベント。今や燕三条の秋の風