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表参道

映画で辿る、東京ノスタルジー。

 1983年、ドイツ人監督のヴィム・ヴェンダースは、ドキュメンタリー映画『東京画』を撮ろうと思い立つ。テーマは、敬愛する小津安二郎の映画のような風景が、東京にまだ残っているかを検証することだ。しかし、彼の目に映ったのは、小津のそれとは似ても似つかぬ、混沌とした東京の姿だった。本作を今観ると興味深いのは、そこにもまた失われた東京が記録されていることである。歴史を遡れば、初めて東京がフィルムに収められ

海外からのゲスト。

春休みにドイツのフランクフルトから友人の友達夫妻が遊びに来るらしく、東京を案内することになりました。沖縄に行くみたいで、東京滞在は1日しかないらしく、初めてでこれが東京だというのを見たいとのこと。彼らをどこに連れていくか、何を体験してもらうか悩んでいます。ここ、というオススメはありますか?(美容関係/36歳/女)

コーヒー豆のセレクトショップとは? 國友栄一

〈KOFFEE MAMEYA〉は実に稀有な存在だ。一言で言えばコーヒー豆のセレクトショップ。だが単に話題のロースタリーの豆を集めて販売しているわけではない。そのほとんどが生豆の選択から携わり、店専用に焼き上げた別注品。だからこそ、ここでしか飲めないコーヒーを求めて世界中から客が集うのだ。あえて“焙煎しない”道を選んだバリスタ・國友栄一氏の店は、何が特別なのか? そして豆を知り尽くした男が作るブレン

No.

イベント企画などを手がけるクリエイティブチームと食のプロのコラボから生まれたデザインオフィス兼カフェバー。コーヒーのプロデュースは国内外での経験豊かなロースター、バリスタの小田政志さん、カクテル監修はディレクターとして数々のプロジェクトに携わるバーテンダーの野村空人さんと、役者が揃っている。カクテルメニューは「No.1~6」のナンバリングで表記し、敷居の高さや小難しさを排除。それぞれがカクテル、モ

丸山珈琲 表参道Single Origin Store

代表の丸山健太郎さん自らが各地の産地で直接買い付ける豆は、世界トップレベルのクオリティ。豆の個性に応じた焙煎、トップバリスタによる抽出と、スペシャルティコーヒーの味わいの向上をリードしてきた〈丸山珈琲〉ゆえ、コーヒーカクテルも、素材の味で勝負する。例えば「ゲイシャ ジントニック」なら、カルバドスの生産者が造るフルーティなジンと、プレミアムトニックウォーター「フィーバーツリー」の中でもアロマティック

田根 剛×齊藤太一 大地とつながるキッチン。 お手本は縄文の台所です。

「山の水を汲み、洞窟で火をおこして煮炊きしていた縄文時代を思わせる、キッチンの原点に立ち返りたかった」と語る齊藤太一さん。〈GYRE.FOOD〉や京都新風館など、話題スポットの植栽を次々手がける人気造園家だ。「わかるわかる。僕も縄文人の住居みたいな、自然と一体化した空間に惹かれます」と、これまた縄文推しなのは、世界的に活躍するフランス在住の建築家・田根剛さん。いや、実際に完成したのは、フレンチヴィ