キーワード

写真集

その臨場感と躍動感で、歴史を今に伝える。【鉛筆艦船画家】菅野泰紀

 戦前の海軍艦船を精緻な鉛筆画で描き、関係する神社に奉納する。限られた歴史資料や当時の乗組員の証言を頼りに、約50×70㎝の作品を、3ヵ月もの時間をかけて仕上げるのは菅野泰紀氏。モノクロであるがゆえに想像力を掻き立ててくれること、艦船や航空機の表現にその金属的な質感がピタリとはまることから、鉛筆を「最高の画材」と表現する一方で、緻密さの陰の立役者は消しゴムだという。ペンタイプから電動式まで十数種類

【古い町、昭和町】昭和初期からの長屋が残る町を、新しい世代が引き継ぐ。

 昭和4(1929)年、エリアの区画整理をする際に、当時の新しい元号だった昭和がつけられた昭和町。今、この近辺の動きが気になる。というのも、あべのハルカスを望むエリアでも大きな再開発が……ではなく逆。ここ数年、昭和町を中心に北は文の里から南は田辺まで徒歩15分圏内にある長屋や古民家を引き継ぐ新世代が続々と集まってきているから。いったいなぜ? その先駆けで、今から8年前に昭和初期築の長屋をリノベーシ

【話題の写真】新垣欣悟が写す、沖縄の若者たちと“今”。

 若者のポートレートが並ぶ、新垣欣悟さんの写真をSNSで見かけた。被写体の独特な顔立ちに、背景の建物や植物がヒントになって、沖縄で撮られていることがわかる。“地元”の匂いがいい感じに漂ってきて、惹き込まれてしまった。きっと、その空気に溶け込んだフォトグラファーに違いない。そんな印象を抱きつつ、連絡を取った。

「高校生の時にヒップホップに興味を持ったんです。アングラなカルチャーってなんてカッコいい

写真家・山本あゆみが初の写真集『foam』を上梓。

 BRUTUSでもお馴染みの写真家・山本あゆみが初の写真集で撮ったのは、故郷・鳥取。仕事を通じて鳥取を訪れる機会が増えたことを機に、故郷の美しさに改めて気がついた。

「2016年頃から、急に自分の慣れ親しんだ風景が綺麗に見えてきたんです。地元いいな、光が美しいなと。それで少しずつ撮り始めました」

 写真集に収められたのは、美しく、どこか切ない日常の瞬間。ページをめくれども、「いかにも鳥取」な風

PARCO MUSEUM TOKYOで奥山由之と篠崎恵美の企画展が開催!

 写真集や展覧会などでの作品制作から、広告、MVまで幅広く活躍する写真家・映像作家の奥山由之と、草花でのクリエイションで注目を集める〈edenworks〉の篠崎恵美。奥山が現在も撮影を続ける花を被写体とした作品群を通して交流を深めてきた2人が、2月16日まで、渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOで企画展『奥山由之×edenworks exhibition “flowers”』を開催中だ。