キーワード

写真家

表現の前提は、身の丈に合った日々の生活。|しまおまほ

独自の視点で切り取るエッセイやイラスト、ラジオ出演など、多方面で活躍するしまおまほさん。写真家の島尾伸三さんと潮田登久子さんを両親に、『死の棘』で知られる作家の島尾敏雄さんと、作中に登場する妻のモデルであり作家でもある島尾ミホさんを祖父母に持つ。
「父からよく言われていたのは“普通が一番”ということばです。私が小学生だった頃、父がテレビや雑誌に出ることがあって、それを自慢してたんです。でも、父はそ

新型Z4が2年ぶりに刷新。黄金比で走りの世界観が一つ前へ。

 約2年ぶりの復活を果たしたZ4。本作、これまでの同シリーズモデルと大きく異なるのはトヨタと共同で造られている点です。共同化することで様々なスケールメリットが生まれますが、BMWが受ける恩恵で一番大きかったものは意外にも走りに関わる部分です。BMWといえばその走りに定評があり、指標とされるブランドですから「?」と思うのは当然かもしれません。ですが、実際に開発の際、トヨタ側がこだわったのはホイールべ

COMPASS

大学進学を機に上京し、卒業後はそのままインテリアショップに就職した店主・杉戸伸行さん。震災をきっかけに地元・名古屋へ戻り、2012年にこの店を開いた。「どこの店も売れ筋のものを置くから同じような店ばかりで面白くない」という思いから「常にブレることなく同じ方角を指し示す方位磁石でありたい」という意味合いを店名に込めた。昔からアウトドア・カルチャーに興味があった杉戸さん。そのきっかけは、冒険家であり写

ON READING

「住んでいる街に、欲しい本が置いていなかったから」。そんなシンプルな動機で自ら書店を開いたオーナーの黒田義隆・杏子夫妻。2006年に伏見・長者町の雑居ビルでスタートし、2011年に現在の東山動植物園前へ移転オープン。単に本を販売するだけの書店にとどまらず、自ら出版レーベル〈ELVIS PRESS〉を立ち上げてこれまでに20冊以上の書籍をリリースした。2017年からはギャラリースペースも別室に拡張し

〈ヴィノ・エ・パスタ〉の 「玉ねぎのフォカッチャ」

 80年代後半、初めてイタリア1周の取材に行き、イタリア料理にどっぷりハマっていた時期に、今はなき目黒〈チェルキオ〉が開店。そこで橘 利男シェフがこれを出してくれて衝撃を受けたのが最初です。イタリアンの粉物料理では、私にとってこのフォカッチャが最上級。

 その後シェフが、古巣の〈ヴィノ・エ・パスタ〉に戻ってからもいただいていますが、回数は30回くらい。でも、30年思っています。イタリア料理で最も

気鋭の写真家が作り出す、つじつまの合わない展示空間。

 銀座のガーディアン・ガーデンが主催する公募展の入選者たちの、その後の活躍を紹介する展覧会シリーズ『The Second Stage at GG』。その50回目として、現在、写真家・横田大輔の個展『Room. Pt. 1』が開催中だ。

 横田は一貫して「記憶と現在」「イメージと現実」など対照的な物事の関係性を、荒々しくも繊細な作風で表現してきた。その作品は、第2回写真『1_WALL』グランプリ(

ブレグジットにより変わりゆくロンドンのフォトドキュメンタリー。

2016年6月23日に行われた国民投票によって決まったイギリスのEU離脱、いわゆる“ブレグジット”は、いまだ行方がわからないまま英国内外に動揺をもたらし続けている。写真家・金玖美の写真集『EXIT』はEU拡大期の最中である2004年から2006年までと、EU離脱が決まった後の2016年、2017年に撮影した作品が収められている。