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建築家

家具好き、フレンチ好きがネルソンを長年愛用する理由。| 宮田一彦 (建築家)

自他共に認めるミッドセンチュリー好きで、特にフレンチヴィンテージには目がないと語る宮田一彦さん。確かに、北鎌倉の自宅兼アトリエには、フレンチ好きなら誰もが羨む名作椅子がちらほら。でも、若かりし頃、一番最初に買ったミッドセンチュリー家具はジョージ・ネルソンのプラットフォームベンチだ。1994年に復刻された現行品を入手した後、しばらくしてヴィンテージに買い替え、つい最近、貴重な50年代のメタルレッグを

〈ボッテガ・ヴェネタ〉の新定番。

2017年の初登場より人気を集めているのが、耐久性のあるハイテクキャンバスを用いたバッグシリーズ。鮮やかなカラーリングの新作トートは、負荷のかかる部分を滑らかなナッパレザーで補強し、上品な印象はキープしたままタフに仕上げた。H33×W38×D17.5㎝。230,000円(ボッテガ・ヴェネタ/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン☎0120・60・1966)

スペシャリスト2人が語る、伝統建築のこと。

藤塚光政 さてまずはここ、宮城さんのホームグラウンドでもある平等院の話から始めましょうか。鳳凰堂って、洲浜のせいか甲殻類が池に入っていくようにも見えるし、また翼廊と尾廊があるせいか、そのシルエットが鳳凰よりオスプレイのように見える。ほかにはない特殊な平面の建築だなと思いました。
宮城俊作 そうですね。ある意味で具象建築ですね。平等院は、遣唐使の廃止後、和様が独自の発展を遂げて形を成しつつあった時代

島田 陽 タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所|月見山の住居

細い街路に沿って建物がひしめき合う住宅地に、シルバーの波板で包まれた家が佇む。クールな印象の扉を開くと、ふわっとハーブの香りが漂う庭が登場する。この庭は、壁と屋根に囲まれている。つまり家の内部に庭が取り込まれているのだ。唐突なアイデアにも思えるが、設計者の島田陽によると実は合理的につくられた庭なのだという。
「中庭が欲しいと言われたのですが、法的に必要な防火性能を満たすためには庭と建物の間に大がか

栗原健太郎+岩月美穂 studio velocity|都市にひらいていく家

住宅が密集した都市部の家は、隣同士が迫っているため、前面に光は入るが側面は機能しにくいというパターンが多い。両隣が住宅に挟まれた縦に長いこの土地を見た栗原健太郎と岩月美穂の2人が考えたのは「建物を建てる位置を変え、側面を有効的に使えるようにする」ことだった。まず住居を多目的スペースとプライベートな空間に分け、2つの棟を限界まで離して配置し、真ん中に庭を持ってきた。それにより側面を潰さず、周囲の景色

谷尻 誠+吉田 愛 SUPPOSE DESIGN OFFICE|安城の家

大きな三角屋根の下に、右側が室内、左側が庭と1:1のバランスで空間が広がっている。設計した谷尻誠は「外のLDK、内のLDK」と呼ぶ。それぞれにキッチンがあり、テーブルがあり、憩いの場という意味では確かに等価だ。
 建て主がリクエストしたのは「使える庭」。香川県の山間で育ったご主人にとって、庭は眺めるのではなく、自然と触れ合い、遊ぶ場所。ハンモックで昼寝をしたり、休日に外で朝食を食べたり、積極的に外