キーワード

東京都

1軒で二度おいしい! 酒場+αで進化する酒場。

美酒美食へのあくなき探究心と、己の理想を追求する店主たちにより、店作りはどんどん自由になってきている。例えば、武蔵小山に昨年オープンした〈エメ〉。「食べ物だけでなく心も満たしてくれるトータルな心地よさを体現できる場所を作りたいと思っていたんです。そんな時、植物店の緑のファサードの奥に広がるこの理想の物件に出会えたんです」と、店主の武藤恭通さんは言う。店内では、国内外で経験を積んできた武藤シェフがこ

写真家・平野太呂 ハウスメーカーとつくる家。

まず最初に、誤解を解いておかなければならないのは、たぶん、多くの人が、ハウスメーカーと家をつくる、となると、ほとんど、何も、自分たちの好きなようにはできない、と思っているだろうこと。間取りは自由、床材も建具も選べます、と言ったって、せいぜい選べるのはAかBの2択くらいで、本当に好きなものは使えないし、細かな希望なんて聞いてもらえないんでしょ、と思っていること。
 
違います。できます。ものすごく、

Log H by MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO

H形鋼の重厚感と、窓の軽やかさが交互に積み重なる、バランスのよい空間だ。
「壁の半分が窓なので、旗竿地なのに十分明るいんです」とご主人の小嶋亮平さん。この家にあるのは3つのフロアと、浴室や台所など最低限の水回り。建築家には欲しいものではなく、いらないものを伝えたという。
「一般的な住宅の8割の設備は不要だと思っているんです。この家には一つも収納がないし、玄関には靴脱ぎ場すら造らなかった。でも、その

相模原の住宅 | 野沢正光

川県郊外の住宅地で、特に目立つことなく、むしろ紛れ込むように野沢正光邸は立っている。48歳の時に造って27年。一人娘は独立し、通訳や翻訳の仕事をする妻との2人暮らしだ。建物は天井が低く開口部が大きい鉄骨造。センダンの大木を囲むように配した2つの棟と、それをつなぐ階段室から成っている。吉村順三や大高正人に学び、清家清の抑えたプロポーションを愛する野沢らしい、とてもささやかな住宅だ。
 
敷地には坪庭

Honda INSIGHT

歴代、トヨタのプリウスと燃費を争ってきたハイブリッド専用車がホンダのインサイトです。2014年に生産・販売を終了したものの、4年間の沈黙を破り新型は4ドアセダンというカタチで登場。そして、今回このクルマが狙っているものは燃費や経済性よりも、むしろ高品位や上質さという部分のようです。実際、インテリアの質感は高く、エクステリアのシルエットは大人っぽく落ち着いています。また、セダンというのも先見性を感じ

緑の森を散歩しながら地元客の通う店まで。

玉川通りの向かいにひっそりと立つ骨董店。李朝や日本の陶磁器をメインにオランダのデルフト焼など西欧のものも揃え、時代は14〜19世紀が中心。染付皿や向付、杯、花器など30代の若き店主が見立てる品は、どれも道具としての美しさが宿る。価格帯も数千円〜と手の届くものが大半。鑑賞用の美術品だけではない、実際に使う喜びに出会える店だ。

【大山】「ホーボー」の2人、 大山の商店街を歩く。

江戸の五街道の一つ、中山道の江戸から1番目の「板橋宿」(現在の板橋区仲宿周辺)は、旅人たちで大きな賑わいを見せた宿場町。現在の大山駅から西へ延びる「ハッピーロード」はその中山道から分岐した(旧)川越街道に沿って自然発生的に生まれ、第二次大戦後に発展した商店街。周辺には富士山へ通じる富士街道、鎌倉へ通じる鎌倉街道なども交差しており、まさしくジャンクションとして人々が行き交ったエリアだった。

GraphersRockが語る、“シド・ミードが次世代に遺すもの”とは。

誰かを天才と言うときには躊躇を感じる。しかし、シド・ミードを天才と称賛することに少しもためらいはない。工業デザイナー・アーティストである彼が『ブレードランナー』『エイリアン2』といったSF映画での仕事によって、無意識に私たちが想像する未来世界を鮮やかに刷新してしまったのを思い返せば、彼が「形」をデザインするのみならず、人間の「イメージ」をもデザインしてしまったのを知っているから!
 
Graphe