
原点と今と
次の秋冬からラフ・シモンズがクリエイティブ・ディレクターとして参入。ミウッチャ・プラダが単独で発表する最後となった今季は、ブランドの真髄に焦点を当てたコレクション。プラダの原点を語るうえで欠かせないのが「ブラックナイロン」だ。1978年、他のラグジュアリーブランドに先駆け、それまでは主にミリタリーやアウトドア製品に使われていたナイロンをバッグに採用。美しい光沢と機能性をウェアにも展開し、ファッショ
次の秋冬からラフ・シモンズがクリエイティブ・ディレクターとして参入。ミウッチャ・プラダが単独で発表する最後となった今季は、ブランドの真髄に焦点を当てたコレクション。プラダの原点を語るうえで欠かせないのが「ブラックナイロン」だ。1978年、他のラグジュアリーブランドに先駆け、それまでは主にミリタリーやアウトドア製品に使われていたナイロンをバッグに採用。美しい光沢と機能性をウェアにも展開し、ファッショ
ダニエル・シャイナートの単独名義での初監督作。マイケル・アボット・ジュニア、ヴァージニア・ニューコムほか出演。新宿シネマカリテほかで全国公開中。
ソウルを拠点に活動するアーティスト&プロデューサーのSUMINは、メジャーとアンダーグラウンドを行き来しながら独自の地位を築く注目の存在だ。彼女の音楽は「NEO K−POP」と呼ばれ、新たな世界観を提示している。
「先日『OO DA DA』というアルバムを発表したのですが、どういうジャンルの音楽か説明するのが難しくて。私にとってはポップスなのですが世間的にK−POPといえばアイドルグループが歌う
2009年に始まった『東京アートブックフェア』。次回は7月に行われる予定ですが、その前に雑誌でいえば別冊のような位置づけの“Ginza Edition”が4月7日まで開催。オープニングレセプションは入場制限がなく、一般客を交えた多くの人で賑わいました。
前回2017年の開催期間は4日間であるのに対し、Ginza Editionはおよそ1ヵ月。過去に前例のない長さですが、それゆえ多数の新たな試み
映画は監督や俳優で選ぶ人が多いだろう。しかし、制作・配給会社で観るとまた世界が広がるはず。いま、注目すべきアメリカの会社を降矢 聡さんが教えてくれました。
1950年代から60年代にかけて若者から圧倒的に支持された文学運動“ビート・ジェネレーション”。それをウィリアム・バロウズとアレン・ギンズバーグらとともに率いたジャック・ケルアックが亡くなり、2019年で50年が経つ。その人生を映画で確認して、ちまたに彼の話題が溢れた時に知ったかぶる準備をしておくのも悪くないだろう。
彼の主著である『オン・ザ・ロード』が映画化されているのがまずありがたい。これは
普段はNYに住んで活動しているんだけど、やっぱりクレイジーな街だと思う。昔から変わらないと思うけど、新しい音楽が次々と生まれてくるし、情報が氾濫していて。少し生活環境を変えようと思って、新しいアルバム制作のために、西マサチューセッツに1ヵ月間家を借りることにしたんだ。もともと僕の生まれた場所で、自然が多く、本当に落ち着く環境だった。でも、本当に田舎で、よそから引っ越してきた人が珍しいみたいでさ。
ヴェルサイユ宮殿の豪華な建物の中で、きらびやかな衣装に包まれ優雅な生活を送っている人にも、“死”は等しく訪れる。映画『ルイ14世の死』は、現代にも通ずる死の問題を、壮大なフィクションで描き出す。「いろいろな意味ですごい映画!」と称賛をした音楽家の渋谷慶一郎さんが、アルベール・セラ監督の映画作りと思想を直撃した。
見上げるほど天井の高いリビング、日当たりの良い窓際のロフトには植物が鬱蒼と生い茂る。プラントアーティスト川本諭さんの自宅は、遊び心に溢れた壁使いが魅力だ。床から天井まである大きな壁の一面は、ぱっと目を引くグレイッシュなグリーンで彩られている。
「隣のベッドルームはネイビーグレー、ダイニングはテラコッタカラー。各部屋のポイントとなる1面だけに色を取り入れて、それ以外はすべて白にしました」
壁は一