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No.1

世界を読み替える、クトゥルー神話の魅力。

人類が登場するはるか以前、地球を支配していたのは異次元から到来した邪悪なる神々だった。異形の姿を持つ邪神たちは、地底や海底で眠りに就きながら、復活の時を虎視眈々と狙っている。「クトゥルー神話」とは、こうした壮大な世界観のもとに創作された複数の作家たちによるフィクションの総称だ。その起点となったのは、アメリカの怪奇小説家H・P・ラヴクラフトが1920年代から30年代にかけて執筆した作品。彼の死後、多

The Clove Club

 食と服とは、近いようでいて距離がある。だが近年ロンドンでは食文化の急ピッチな繁栄と並行して、著名レストランがファッションブランドと手を取り合う傾向が増えつつある。今ロンドンで人気No.1のセレブ御用達レストラン〈Chiltern Firehouse〉は、〈J.Crew〉に制服のデザインを依頼し話題を呼んだ。また負けず劣らずの人気を誇る〈The Clove Club〉が今年からコラボ相手に選んだの

214(1859)

木の椅子の歴史において、最もたくさん製造され、最もたくさんの人々から愛されたのはおそらくこの椅子。そして最もたくさんコピーされた椅子かもしれない。ミヒャエル・トーネットが1859年に発表したNo.14、現在の214は工場で量産された最初の椅子として知られる。この椅子が革新的だったのは、蒸気で熱して軟らかくしたブナ材を金属の型にはめて成形する曲げ木技術によって、主要なパーツを製造したこと。6点の木の

DOWN THE STAIRS by ARTS&SCIENCE

2012年のオープン以来、料理家やシェフとコラボしたイベント『サパークラブ』を定期的に開催している食堂〈ダウン ザ ステアーズ〉。12回目となる4月には、京都のワインショップ〈エーテルヴァイン〉の江上昌伸さんと、フレンチビストロ〈ル・キャトーズィエム〉の茂野眞さんが登場。「ワインとの一期一会を楽しんでほしい」と江上さんがセレクトした145銘柄のワインと、熟成肉ステーキのマリアージュに頬がゆるむ人が

Hodeidah

 その昔、ミラノ市内には100軒以上ものコーヒー豆の自家焙煎房を構えるカフェがあった。が時代と共にミラネーゼもスーパーなどで有名ブランドのコーヒー豆を買うようになり自家焙煎する店も今や10軒ほどに。その貴重な残留組の一軒で「コーヒー通はミラノに来ると必ず立ち寄る」という逸話があるほどの店がこの〈フダイダ〉だ。
 オーナーは父親からこの店を受け継いだフルヴィオ・ロッシさん。10歳の時にコーヒーの味を

Feinspitz Der Hundeladen

 ぺット先進国のドイツ国内犬専門誌の読者アンケートで、人気No.1に輝いた店がここ。オーナーは写真のアナタさん(右)とカンプマンさん。若い2人だが、それまでにドイツでもなかった親身なサービスで連日大賑わいだ。
 この店の目玉は何といってもすべてのドッグフードがオーガニックなこと。例えば肉類は、小規模で有機穀物を与えて生産されたもののみを厳選。なので、もちろん人間が食べても問題なく、塩が入っていない