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日本文化

華麗なる太宰府天満宮。

太宰府天満宮といえば菅原道真公。学問の神様に、受験の神頼みに訪れる人は多いが、実は文化芸能の神様でもあることはあまり知られていない。年間1000万人の参拝者を誇る神社の、知られざる側面に注目する。



 太宰府天満宮の権宮司である西高辻信宏さんの交友関係は、とても華やかだ。それは、神社には「奉納」という考え方があり、古よりモノに限らず歌などの芸能が多く捧げられてきたことに由来する。「現代の神社

川端康成『無言』を描いたアレクサンドル・デスプラの境地。

フランス出身の世界的な映画音楽家、アレクサンドル・デスプラが初めてオペラの音楽を手がけ、先頃その日本公演が横浜と京都で行われた。それは『サイレンス』というタイトルのオリジナルのオペラで、原作はなんと川端康成、演出はデスプラの公私にわたるパートナーのソルレイ、そして演奏はルクセンブルクを拠点に世界的に活躍するアンサンブル・ルシリンが務めたのだが、それは素晴らしい舞台だった。そこで、その公演のために来

A&Fが、今、入魂のプロジェクトは出版業。

アウトドア用品店〈A&F〉の創業者で、現会長の赤津孝夫さんが出版事業を立ち上げたのは2014年。以来、アウトドア関連の書籍を数多く出している。きっかけは1977年の創業当時に遡る。「当時新潮流のバックパッキング用品を紹介するうえで、モノの背景にある考え方や精神を知る必要があった。洋書を参考にしており、『アウトドア・サバイバル技法』の原書など輸入販売もしていました。多くの人が知識を求めて英語でもよく

今日も京都では 外国人ゲストが禅体験。

妙心寺塔頭寺院の一つ〈春光院〉。通常非公開の寺院には、連日決まった時間になると外国人が続々と集まってくる。目当ては英語で行われる坐禅体験だ。年間5000人にも上る体験者を指導するのは、5代目にして副住職の川上全龍さん。アリゾナ州立大学で心理学と宗教学を学んだのち帰国、知人のリクエストに応えたのを皮切りに坐禅会を開いてきた。始めた当初は日本文化体験の一環としてやってくる旅行者中心だったのが、近年はマ

ビームス ジャパンが新生。日本の良いモノやコトを発信する最強の拠点に!

ビームスが創業40周年。これを機に新宿のビームス ジャパンが日本の良いモノやコトを世界に向けて発信する拠点へと新生。オープニングパーティが盛大に行われました。
 会場となったショップに入ると、どのフロアにも卓越した審美眼によって選ばれた逸品が所狭しと並び、ショップでありながらミュージアムのような楽しみ方もできる場所であることがわかります。扱われているのは、箸や湯飲み、草履など日本の銘品やお土産物か

Momosan Shop

 ハックニーの閑静な住宅地に昨年引っ越してきたこの店のコンセプトは“モノがつなぐ文化”。若くしてイギリスに渡り、プロダクトデザインを学んだオーナーの水谷桃子さんが大切にするのは、人との対話や、そのモノのバックグラウンド。「周りにいる素晴らしいアーティストのショールームとして、また日本文化やモノを上手に紹介できる場所を持ちたいと考えていました」。日本とイギリスで育んだ審美眼で選んだアイテムは、どれも