キーワード

クリント

あのブランケットがハットに!

アメリカを代表する老舗ブランド〈ペンドルトン〉の、ブランケットに用いる伝統的な柄を使用して作られた〈サカイ〉のハット。春夏シーズンのランウェイで使用されたコーデュロイ生地をそのままハットに落としこんだ。ブリム部分に付けられたダブルネームのタグがアクセントになっている。全3色展開。各28,000円(サカイ☎03・6418・5977)

OW149 Colonial Chair|OW149 コロニアルチェア (1949)

オーレ・ヴァンシャーの世界的な知名度はあまり高くないが、コーア・クリントに師事した後に多くの建築や家具を手がけ、デンマーク王立芸術アカデミーの家具科の教授も継いだ。木の椅子のデザインへの理解と、古びることのない美意識は、この一脚からも十分に伝わる。特に後脚から伸びて座面の横へと流れるパーツの曲線には、機能美をはるかに超えた深みが。チェリー材の色合いもよく合う。

J39 (1947)

水平垂直に構成したフレームに、優しげなシェイプの背もたれ。素朴な佇まいのこの椅子は、定番志向の高まりとともに近年いっそう目にする機会が増えた。デザインしたのは、ハンス・J・ウェグナーと同じく1914年デンマーク生まれのボーエ・モーエンセン。デンマーク王立芸術アカデミーでコーア・クリントに学び、リデザインと機能主義を体得した彼は、クリントの設計事務所や、一般市民のために良質な家具を提供するF.D.B

Folding Chair|フォールディングチェア (1932)

デンマーク人デザイナーのモーエンス・コッホは、コーア・クリントから大きな影響を受け、機能性とシンプルさを重視した家具を多く手がけた。代表作のフォールディングチェアは、師のサファリチェアと素材使いが共通している。簡単に折り畳めて、座った時に安定するのは、シートの四隅の可動式のリングと木のフレームの相性のおかげだろう。折り畳んでも自立するほどバランスも優れている。

Safari Chair |サファリチェア(1933)

デンマーク王立芸術アカデミーに家具科を設立し、1924年から初代教授を務めた功績によって“デンマーク近代家具の父”と評されるコーア・クリント。この学校で学んだデザイナーはもちろん、後世の多くのデンマーク人デザイナーたちが彼の影響を受けている。彼が提唱したのが、人間工学的なアプローチと過去のデザインのリサーチを通して新しいものを作り出すリデザインの手法だった。サファリチェアは、まさにリデザインによっ

Propeller Stool|プロペラスツール(1930)

使用時は脚部がX字形になるフォールディングチェアはいろいろあるが、これは高度な木工技術を生かしている。脚部はそれぞれプロペラ形で、折り畳むと互いの曲面がぴったりと合い、一本の丸棒になるのがすごい。後にポール・ケアホルムがこのデザインに触発された金属フレームのスツールを発表している。1930年にデザインされ、コーア・クリント没後の62年に製品化された。