
OW149 Colonial Chair|OW149 コロニアルチェア (1949)
オーレ・ヴァンシャーの世界的な知名度はあまり高くないが、コーア・クリントに師事した後に多くの建築や家具を手がけ、デンマーク王立芸術アカデミーの家具科の教授も継いだ。木の椅子のデザインへの理解と、古びることのない美意識は、この一脚からも十分に伝わる。特に後脚から伸びて座面の横へと流れるパーツの曲線には、機能美をはるかに超えた深みが。チェリー材の色合いもよく合う。
オーレ・ヴァンシャーの世界的な知名度はあまり高くないが、コーア・クリントに師事した後に多くの建築や家具を手がけ、デンマーク王立芸術アカデミーの家具科の教授も継いだ。木の椅子のデザインへの理解と、古びることのない美意識は、この一脚からも十分に伝わる。特に後脚から伸びて座面の横へと流れるパーツの曲線には、機能美をはるかに超えた深みが。チェリー材の色合いもよく合う。
デンマーク王立芸術アカデミーに家具科を設立し、1924年から初代教授を務めた功績によって“デンマーク近代家具の父”と評されるコーア・クリント。この学校で学んだデザイナーはもちろん、後世の多くのデンマーク人デザイナーたちが彼の影響を受けている。彼が提唱したのが、人間工学的なアプローチと過去のデザインのリサーチを通して新しいものを作り出すリデザインの手法だった。サファリチェアは、まさにリデザインによっ