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名古屋市

名古屋という名の小宇宙。文・吉川トリコ

昔から言われていることだが、名古屋の子どもは名古屋の外に出ない。「名古屋の外に出る」という発想そのものがすこんと抜け落ちている。私の出身高校はそこそこの進学校だったのだが、大半は地元の大学に進学し、中には東京や関西の大学に進学する子もいないでもなかったけれど何年かするとそのほとんどが戻ってきた。就職試験の際、名古屋の企業は地元出身の人間を優遇すると聞いたこともある。
 
まわりを見渡せば、地元で進

名古屋人も知らない、未開の味。

味噌煮込みうどんの先を行く進化系煮込み。

今、名古屋では味噌煮込みよりもカレー煮込みの方が人気。家でも3分ほど煮込めば本場の味が完成! 少し辛めのスープはご飯を入れればカレーリゾット風に。680円。取り寄せ可。●ジェイアール名古屋タカシマヤ店/名古屋市中村区名駅1−1−4 B1☎052・566・8582。10時〜20時。不定休。

あの台湾ラーメン〈味仙〉に、 メニューに載せられない辛さがある。 そのレベル、エイリアン級!

名古屋めしの代名詞になりつつある台湾ラーメン。その元祖といわれている〈味仙〉の台湾ラーメンはもともと辛く、「アメリカン」という辛さ控えめのメニューがあるほど。そんな中、裏メニューである2倍の辛さの「イタリアン」、4倍の辛さ「アフリカン」をもしのぐ、「エイリアン」という2種類の唐辛子をミックスした未知の辛さが存在するとの噂を聞きつけ注文。出てきた丼を見ているだけで、すでに目に辛さが十分に伝わってくる

名駅西のエリアが なんだかうごめいてる。 その中心にいる人物とは。

レトロな雰囲気がまだほのかに残る名古屋駅の西エリア。そこに昨年9月〈ONLY FREE PAPER NAGOYA〉が、フリーペーパーが大好きで自身でも作っている堀江浩彰さんの持ちビルにオープン。全国のフリーペーパーが100種類ほど置かれており、「程よくサブカルっぽく」デザインされた喫茶店〈喫茶River〉も同フロアにある。リニア中央新幹線の駅が開通し便利になるエリアに対し、「変わっていくことは否定

名古屋カルチャーを知れる WEBマガジン「LIVERARY」は、 遊びに行ける場所だった。

名古屋を中心に東海圏における音楽、芸術、映画などのカルチャートピックスや街のイベント情報などを紹介し、東海エリアを盛り上げているWEBマガジン「LIVERARY」。実は、そのオフィス自体もカルチャーを生み出すスペースになっている。雑誌『SPECTATOR』編集部によるトークショーや青葉市子、マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)によるライブショーが開催されたり、平山昌尚、加賀美健、大橋裕之といったア

これぞ名古屋のコーヒーだ。 1杯1,800円! 純金箔入りコーヒーのお味とは?

派手好き名古屋を象徴するようなきらびやかさ。〈喫茶サマディ〉では、シャチホコばりの純金箔入りコーヒーが飲めるという。デザート付きで値段もさすがの1,800円(税込み)。店の雰囲気に合った上品なカップに入れられたコーヒーは、表面が見えないほど大量の金箔に覆われていた。さらにデザートのゼリーの上にも大量の金箔と、まさに金三昧! うまく飲むコツはかき混ぜないこと。スプーンに金箔が付いてしまうからだ。金の

緑すぎる大仏様に 散在する男根と巨大木魚。 見どころ満載の知られざる珍スポット。

名古屋市内に鮮やかな緑の大仏様が存在することはご存じだろうか? 本尊10m、台座高さ5m、全高15mの大仏様は、どこかエキゾティックな雰囲気の曹洞宗の寺院・桃巖寺に佇んでいる。名古屋大仏が造られた1987年はこのような色ではなかったが、2006年に改修工事をして全身真緑色となり、目、唇、耳等には金箔が施されている。織田信長の父・信秀の菩提寺であるこの寺は、ほかにも見どころが多くある。片手で触れるだ

夜空で音なく動く ピアノメーカー広告の鍵盤。 奏でられている曲は何?

夕暮れ時に錦の空を見上げると現れるピアノの看板。鍵盤が何か奏でているが、音は鳴らない。実はこれ、〈カワイ名古屋〉が遡ること1983年2月にオープンした際に「曲名当てクイズ」のフェアを開催していた名残なのだとか。奏でられているのは夕暮れ時の「夕焼け小焼け」だが、当時は10時に「うたの町」、12時に「シャボン玉」、15時に「大きな栗の木の下で」、19時に「夕焼け小焼け」を時報として奏でていた。現在、時

老舗の洋食店〈グリル プランセス〉。 85歳の店主に腕相撲で勝ったら ランチが無料って、ホントにいいの?

池下の地下に続く階段の先にある、昭和の趣がイキイキと残っている老舗洋食店〈グリル プランセス〉。そこに御年85歳の店主・大久保栄次さんが、トレードマークの真っ赤な洋服を着て、今日も腕相撲の挑戦者を待っている。腕相撲で店主に勝ったあかつきには、ランチ(ハンバーグ)無料、または1,000円引き! 腕立て伏せ100回(35秒)の速さに勝ったら食事代3,000円引き! 負けてもチョコレートがもらえるという

ジャンルレスな音と出会うなら。

朝まで飲める! 唯一無二のライブハウス。

名古屋を代表する老舗ライブハウスといえばここ。毎晩ロック、ポップスから落語までオールジャンルのライブを行いながら、終演後朝5時まで居酒屋として営業する特異なスタイルで人気だ。「ライブ後、お客さんもミュージシャンもいろんな人たちが交ざって飲める場だからこそ、新しい何かが生まれる」と語るオーナーの森田裕さん。自らのバンドマンとしての経験と、バイトから店長まで