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沼田真佑『影裏』の今野秋一

症状:見ているこちらが歯痒いような、不器用な手つきで靴ベラを日浅は動かしていた。こんなもの、ほんとに不要だと思った。踵など以前のように踏みつぶして履いたらいいのだ。
備考:出向先で知り合った同僚の日浅。共に釣り酒を酌み交わした唯一の親友は突然消えた。芥川賞受賞作。2月14日から本作が原作の映画が公開。文藝春秋/1,000円。

【話題の絵本】村田沙耶香、米増由香、瀧井朝世が語る「絵本」の魅力。

薄い一冊に閉じ込められた大きな世界は、大人にも豊かな想像力を与えてくれる。岩崎書店の「恋の絵本」シリーズは、絵本初挑戦の作家たちが、新しい恋愛観やジェンダー観を取り入れた恋の物語を描く。「大人の心の痛みや切なさにも響くものを作りたかった」と編集の瀧井朝世さん。その第5弾『ぼくのポーポがこいをした』は、物語を村田沙耶香さん、イラストを米増由香さんが手がけた。

【話題のアート】アーティスト片山真理、「歪められた美しさ」の発見。

 インターネットで「片山真理」と検索すると「両足義足のアーティスト」という言葉が、数多く目に飛び込んでくる。実際、彼女は先天的な足の病気を持って生まれ、9歳のときに両足を切断し、現在は義足で生活しながら、作品を発表し続けている。彼女の代表作は、自分自身や装飾された義足などが登場する写真と、縫い上げられた自作のオブジェやソファ、そして衣服などを組み合わせたインスタレーションであるため、「身体的ハンデ

劇作家・俳優の岩井秀人、再始動する。

 自分自身のひきこもり体験を基にした『ヒッキー・カンクーントルネード』が小劇場界で話題となり、実父のDVと家族の問題を描いた『て』で人気を不動のものとし、女性の性を描いた『ある女』で劇作家の芥川賞ともいえる岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・俳優の岩井秀人さん。俳優としての活動も目覚ましく、昨年は大人計画の舞台『キレイ─神様と待ち合わせした女』でジュッテン役を好演した。

 そんな劇作家としても俳優と

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