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〈餃子の丸満〉〈小倉鉄なべ〉〈ぎょうざの美鈴〉お取り寄せ通が選ぶ絶品餃子

食通、餃子通、お取り寄せ通の“あの人”は、どんな餃子がお気に入り?今すぐお取り寄せしたくなる品が勢揃い。

Photo: Natsumi Kakuto, Keiko Nakajima / Illustration: Yumi Uchida / Text: Mutsumi Hidaka, Emi Suzuki, Chihiro Kurimoto, Yukari Akiyama / Cooking: Namie Omi, Yukie Shibusawa, Haruka Kimura / Edit: Ai Sakamoto

ツレヅレハナコがセレクト
〈餃子の丸満〉の焼餃子

ほんのりと甘い香りが鼻をくすぐる、カリッと黄金色の真ん丸餃子。

1964年創業。茨城・古河で圧倒的支持を受ける餃子専門店。「油で揚げるように焼くので皮がパリパリ、餡はほくほくジューシー」。創業者は千葉・野田〈ホワイト餃子〉の一番弟子だったとあって、形や揚げ焼きの技、ニンニクを使わない野菜中心の餡に師匠のDNAが感じられる。

しかし、門外不出のスパイスが醸し出すインパクトは、さらに印象的。頬張ればほとばしる旨味とともに、シナモンを思わせる甘い香りが広がる。「分厚い皮のおかげで保温効果があるのか、餡がいつまでもアツアツのまま。ビールはもちろん白ワインなどにも合う」。グリーンピースの食感もポイント。

〈餃子の丸満〉の焼餃子
白菜やキャベツ、ニラ、タマネギ、大豆、豚肉など餡の素材は二十数種。白菜は甘味のある茨城県産を使用。32個¥1,500。
〈餃子の丸満〉の焼餃子
〈餃子の丸満〉の焼餃子

勝山龍一がセレクト
〈餃子李〉の鍋貼(焼ぎょうざ)

一口で幸福感に満たされる、もちもちの皮と、肉汁あふれる餡。

「週2~3回程度、餃子を食べるのがライフワークの一つ」と語る勝山龍一さん。「一つ一つ丁寧に包まれていて、優しさを感じられるものが好きです。〈餃子李〉もそんな餃子。

昨年、福岡の餃子ツアーをした時にお店を訪れて、最も印象に残ったのが、ここの焼き餃子でした」。毎日お店で小麦粉をこねて皮から手作り。少し厚みのある大判の皮で、野菜と肉にしっかりと下味をつけた餡をパンパンに包む。

「食べ応えのあるサイズ感、ほとばしる肉汁、皮のもちもち感がたまりません。僕は焼きが一番好きですが、水餃子や蒸し餃子も取り寄せることができます」

1988年創業、福岡市中央区薬院の中華料理店。中国人の料理人が手作りする。8個¥620(タレ付き)。注文は2人前~。

小雀陣二がセレクト
〈ぎょうざの美鈴〉の美鈴の手延べ餃子

外宮のお膝元で3代続く伊勢名物は、たまり醤油ベースのタレも特徴。

アウトドアのツアーを主催し、国内外を旅する小雀陣二さん。出かけた先で餃子探訪を続けるが、1店に絞るならここ。伊勢カヤックツアーの際は必ず立ち寄るという。

皮は三重県産の小麦粉と塩だけで練り、豚肉と牛肉、キャベツや白菜、ネギを合わせて寝かせた餡を包む。「餡は野菜多めで程よい味つけ。焼き方もパリッとして皮にメリハリがある。少し厚めの皮が餡と馴染んで、飲むような感覚でスイスイ食べられます」。

たまり醤油ベースの特製ダレも印象的。「私は自分でタレを調合したい方ですが、ここだけはお店の特製ダレに委ねてしまう。この餃子と絶妙に合うんです」

女将の祖母が1963年に創業。注文を受けてから皮をのばし餡を包んで焼き上げる。その味を再現。30個¥1,600(特製タレ付き)。

パラダイス山元がセレクト
〈黒木食鳥〉のオトナの地鶏餃子

ブランド地鶏を超粗挽きした餃界ナンバーワンの嚙み応え。

餃子好きが高じて、会員制の餃子レストラン〈荻窪餃子 蔓餃苑〉を営むこと20年になるパラダイス山元さんが推すのは、粗挽き黒胡椒と赤柚子胡椒が、それぞれ強烈にスパイシーな逸品。

「みやざき地頭鶏」をストレスのない環境で、ひなの段階から飼育、餃子を包む工程まで一貫して生産している。「噛み応えのある冷凍餃子って、初めてじゃないですかね」。エッジが効いた食感のセロリやキャベツも抜群のハーモニー。

宮崎産のブランド小麦、ミナミノカオリ配合の全粒粉の皮も珍しい。「お醤油やお酢、ラー油は使わずに、ライムと岩塩で食べるのが“パラダイス流”です」

宮崎県都農町(つのちょう)のふるさと納税返礼品としても頒布する。宮崎県産の全粒粉を使用した皮は表面がツブツブ。各12個¥750。