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珍奇鉱物図鑑「シャッタカイト」を紹介。銅が化学変化してできた二次鉱物

透明感のある宝石質で美しい鉱物が、自然界に存在するありのままの姿。本来の結晶の様子や、他の鉱物と共生することで織り成すその景色は、まさに自然が生み出す芸術だ。その中でも特にハイクオリティな標本“ファインミネラル”たちを集めてみた。

photo: Tetsuya Ito / text: Shogo Kawabata / special thanks: PEANUTS MINERALS, USK MINERALS, private collectors

Shattuckite(シャッタカイト)とは?

アメリカ・アリゾナ州のビスビーにある世界的に有名な銅鉱山、シャタック鉱山がその名の由来。銅の二次鉱物であるマラカイトの仮晶(鉱物の結晶の形状が保たれたまま、中身が別の鉱物に入れ替わり、本来とは異なる形状になったもの)として1914年に発見された。

シャッタカイト
Shattuckite

シャッタカイト
不透明で鮮やかなブルーで産出することで知られる。これは空洞内に真っ青な結晶が広がる標本で、まるでベルベットのような質感に見えるが、実際はもちろん硬い。39×30×24mm。