岡本真帆
おだやかに満ちていく潮 おいしいとうれしいがよく似ている夜に

せきしろ
餃子食べて笑う元気だ

カニエ・ナハ
山脈めく手打ちぎょうざまち中華の味を継いで包んで連なる峰の燦然と

東 直子
ふくふくに蒸された肌の香ばしく焦げればこころざし噛みしめる

向坂くじら
合わさった手のひらだ その中に噴き出すあたらしい葉だ

鈴木一平
「入社して最初に消えた感情は?」思い出す、小皿を溜め込んでいく港

岩田 奎
路上(オンザロード)・豚脂(ラード)・友達(フレンド)・夜も夏

木下龍也
ぎょうざのあかちゃん ちゅるんとねていますおふろがたのしかったのでしょう

大石一貴
街でサブタイトルは意訳で溢れてるし、お気に入りの薬味は次また変わるはず

鈴木ジェロニモ
美味しいと書くとき味は美しい花のかたちで来る焼餃子

青柳菜摘
つながれた野菜たちの間にSOY 水槽みたいなテラスにもちもち漂う

暮田真名
101匹わんちゃんだった跡がある
