〈無印良品〉の レトルトでつくる「ターメリック酢飯の手巻きカレー」

今や世のカレーファンも熱く注目する〈無印良品〉のレトルトカレー。ラインナップは40種類以上。タイやインドへ足を運んで現地の味を探求し、数年ごとの味の見直しも欠かさない。化学調味料や合成着色料、香料は一切不使用。とことん愚直に、本気で作られている。だから食べればそのクオリティに驚き、常にキッチンに常備しておきたくなるのだ。

Photo: Kayoko Aoki / Text: Yoko Fujimori

“MUJIカレー”の実力を深く知る人気シェフに、カレーを使ったアレンジレシピを提案してもらった。かの〈無印良品〉のカレーから新たな料理を誕生させるという大胆な企画。これもカレーにポテンシャルがあるからできること。プロが伝授する一手間で、いつもの家カレーがさらに面白くなる!

掛川シェフ考案
レトルトを使ったアレンジ料理

代官山の魚介ビストロ〈Äta〉で不動の人気を築き、現在は新店舗の〈au deco〉で原点回帰ともいえる伝統的フランス料理の腕を振るう。さらに恵比寿のカレー専門店〈グッドラックカリー〉や日比谷のビストロ〈バーマン〉などを手がけ、商業施設やホテルのメニュー開発でも手腕を発揮する。

そんな多才な掛川シェフが提案したのが、“カレーを巻いてしまう”というアイデア。もちろん、ただの手巻き寿司のはずがない。白米をターメリックとクミンで炊き、赤ワインビネガーで酢飯を作るところが心ニクい。

「ターメリックライスにするとカレーとの相性もより良くなりますし、スパイスは通常の米酢などより赤ワインビネガーの方がダンゼン合います。もう一手間は水分の多いカレーを“リエ”すること。あとはチーズや市販のサラダ、缶詰など好きなものを具材にするだけ」(掛川さん)

“リエ”とはフランス料理用語でとろみをつけること。水溶き片栗粉で粘度を上げるだけで、カレーが立派な手巻き寿司の具材になる。シンプルに見えて、そこにはしっかりとフレンチの仕事がなされている。

味わいは、マトンドピアザやプーパッポンなど個性派カレー陣をターメリックライスが包み込み、赤ワインビネガーの柔らかな酸味が寿司としての着地点に導く。カレーにブルーチーズやさばのスモークなどクセのある輩を合わせても、そこに調和が生まれ、想像を超えたおいしさが出現する……!
うむ、これは名作かも。明るいうちから“泡”と一緒に楽しみたい、大人の手巻き寿司だ。

日本meetsインド!
赤ワインビネガーと“リエ”が味のまとめ役に

[材料]4人前

白米・・・2合
水・・・360㎖
ニンニク・・・1片
クミン・・・8g
ターメリック・・・7g
A:塩・・・5g、グラニュー糖・・・20g、赤ワインビネガー・・・40㎖
B:片栗粉…大さじ2、水…120㎖(Bは3セット用意)
海苔・・・適宜
葉物野菜・・・適宜(リーフレタス、パクチーなど)

[具材]

キャロットラペ、トマト、ブルーチーズ、カニ肉、エビ、ホタテ、ミョウガ、バジル、モッツァレラ、ソーセージ、ゴボウサラダ など。〈以下すべて無印良品〉にしん水煮(缶詰)¥290、さばのスモーク冷凍食品¥290。

レトルトカレー

〈すべて無印良品 素材を生かしたカレー〉・・・1袋(180g)
マトンドピアザ(マトンと玉ねぎのカレー)¥490
ジンジャードライキーマ¥350
ダール(豆のカレー)¥290
プーパッポン(蟹と卵のカレー)¥490

[作り方]

①:白米に水、ターメリックとクミンを入れてよく混ぜ、最後にニンニクを中央に置いて炊く。


②:Aは材料を合わせておく。①が炊き上がったらニンニクを取り出し、すぐにAを加えて蒸気で水分を飛ばしながらサクサクと混ぜ、ターメリック酢飯を作る。


③:ジンジャーキーマカレー以外のルーを“リエ”する。ルーを鍋にあけ、Bの水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。


④:③のほかにお好みの具材、海苔、葉物野菜などを盛り付け、ターメリック酢飯にパプリカパウダーを振りかける。あとはお好みの組み合わせで具材を巻いてどうぞ。