〈無印良品〉のレトルトでつくる「グリーンカレーのポテトサラダ」

今や世のカレーファンも熱く注目する〈無印良品〉のレトルトカレー。ラインナップは40種類以上。タイやインドへ足を運んで現地の味を探求し、数年ごとの味の見直しも欠かさない。化学調味料や合成着色料、香料は一切不使用。とことん愚直に、本気で作られている。だから食べればそのクオリティに驚き、常にキッチンに常備しておきたくなるのだ。

Photo: Kayoko Aoki / Text: Yoko Fujimori

“MUJIカレー”の実力を深く知る人気シェフに、カレーを使ったアレンジレシピを提案してもらった。かの〈無印良品〉のカレーから新たな料理を誕生させるという大胆な企画。これもカレーにポテンシャルがあるからできること。プロが伝授する一手間で、いつもの家カレーがさらに面白くなる!

田村シェフ考案
レトルトを使ったアレンジ料理

大塚駅から徒歩6分、連日満席の人気を誇るインド料理店〈カッチャル バッチャル〉。店主の田村修司さんは、自身の店のレトルトカレーを発売した経験も持ち、〈無印良品〉のレトルトシリーズの高い完成度を熟知している人物だ。

今回のアレンジ料理に挑むため、田村さんが選んだのは意外にもタイカレー。「日頃からこの味が好きだったので」というグリーンカレーで作り上げたのは、スパイシーなカレー風味のポテトサラダだ。単にソースとしてポテサラにかけるのでなく、ジャガイモをグリーンカレーで炊いてしまうという驚きの展開。

「グリーンカレーでジャガイモを煮て味を移し、最後は水分を飛ばしてマッシュしていくイメージです」。グリーンカレーが染み込んだポテトはそれだけでも十分おいしいが、さらにインド料理のプロならではの一手間を。それがカレー作りの基礎といえる“テンパリング”のテクニック。ホールスパイスを油で熱し、スパイスの香りを油に移す重要な作業だ。

油が冷たいうちにマスタードシードを入れ、泡立ってきたらコリアンダーシード、ターメリック、最後はレモンも一緒に揚げてしまう。「これを熱々のうちにポテトと合わせると、タイカレーの爽やかさに力強いインドの辛味と酸味が加わります。仕上げに生のバイマックル(コブミカンの葉)を刻んでトッピングすると、よりタイカレーの風味が鮮やかになりますよ」(田村さん)。

ココナッツミルクが甘く香り、鮮烈な辛さの後味をレモンの酸味が引き締める。まさにタイ・ミーツ・インド! ついつい後引く、魅惑のポテサラだ。

タイmeetsインド!
“テンパリング”の技で味にスパイシーな一体感を。

グリーンカレーのポテトサラダの材料

[材料]

ジャガイモ・・・小5個(約250g)
水・・・大さじ2
紫タマネギ・・・1/4個(約50g)
半熟ゆで卵・・・2個
青唐辛子・・・2本
パクチー・・・1株(5g)
サラダ油・・・大さじ1と1/2
ブラウンマスタードシード・・・2g
コリアンダーシード・・・2g
ターメリックパウダー・・・1g
レモン・・・くし形切り(1/8個分)2切れ
バイマックル・・・適宜(お好みで)

[レトルトカレー

素材を生かしたカレー グリーン〈無印良品〉・・・1袋(180g)

[作り方]

①:ジャガイモは皮をむき、1.5㎝角のさいの目に刻む。


②:鍋に①のジャガイモと〈無印良品〉のグリーンカレー、水を入れ、中火で10分ほどかき混ぜながら煮る。


③:ジャガイモが軟らかくなり、鍋の汁気がなくなってきたらジャガイモを適度にマッシュ=潰しながら水分を飛ばし、ボウルに移してスライスした紫タマネギを和えておく。


④:ホールスパイスを油で熱して香りを出す「テンパリング」の作業へ。フライパンにサラダ油を入れ、ブラウンマスタードシードを加え火にかけ、表面が泡立ってきたらコリアンダーシード、ターメリックパウダー、レモンの順に投入。焦がさないよう注意しながら揚げていき、香りが立ってきたらフライパンを火から下ろす。


⑤:④が熱いうちににかけて全体が馴染むように混ぜる。


⑥:⑤に細かく刻んだパクチーと青唐辛子、手で崩した半熟ゆで卵を加えてサックリ混ぜ、仕上げに千切りにしたバイマックルをトッピングして出来上がり!

グリーンカレーのポテトサラダ
辛さは激辛レベルだが、イモの甘味と半熟ゆで卵がまろやかさをプラスする。カレーの具材のタケノコやフクロタケの食感も楽しい。少し時間を置くと味に一体感が増し、さらにおいしくなる!