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ご当地名物の「レトルトカレー」をオーソリティと編集部が実食&厳選!旅行気分になれる12選

レトルトカレーのオーソリティである田中淑鏡知さん、竹田太造さん、野村茂宏さんとBRUTUS編集部スタッフが、実食した中から満足できる品を厳選。

Photo: Kaoru Yamada, Wataru Kitao / Text: Koji Okano, Haruka Koishihara

北海道肉ソン大統領の肉デカビーフカリー

十勝清水町の農家だけで育てられている、ホルスタイン種の赤身肉「十勝若牛®」は柔らかな肉質と豊かな旨味が特徵。そのステーキ肉150g(調理前)を丸ごと1枚使用した、目にも贅沢なビーフカレーだ。「看板に偽りなし!なお肉のサイズに驚愕」(編集部)。箱を開けば、パウチ袋に肉柄ののし紙が巻かれていて、贈答にも。別添の辛味オイル付き。

十勝清水フードサービス:¥2,000。問合せ/TEL:0156-62-1129

クリシュナオホーツク流氷カリー

ルーの色は、一般的には食欲が減退するといわれている青色。が、冬のオホーツクの光景に魅せられた札幌〈クリシュナ〉の料理長が、タブーに果敢にチャレンジ!
クチナシの色素でマリンブルーを表現。ホワイトチキンカリーを海面に浮かぶ白い流氷に見立てて独創的なビジュアルを実現。「プロ監修だけあって予想を裏切る旨さに驚く」(編集部)

ベル食品:¥707。問合せ/TEL:0120-613-040

函館カレー 中辛

「今では観光地で多く見かける、ご当地カレーの先駆けです」(竹田)。1879(明治12)年に函館で創業した老舗洋食レストランが、27年前に定番のポークカレーをレトルトカレー化。
主役の具材であるゴロゴロと入った豚肉、ジャガイモ、ニンジンは、すべて北海道産。秘伝のカレーソースでじっくり煮込むことで生まれる、素材の旨味の凝縮感が出色だ。

函館カレー 中辛
五島軒:¥399。問合せ/TEL:0138-49-8866

広島名産 かきカレー 中辛

「牡蠣のだしも効いた、おいしいシーフードカレー」(野村)、「臭いの問題で魚介のレトルトは難しいのですが、この商品はハイレベル」(竹田)。ソテーオニオンと牛乳、バター、ココナッツミルクで仕上げたカレーソースで、広島県産牡蠣を煮込んだ商品。カレーソースが染み出た旨味を絡め取り、スパイスの辛さとともに、濃い磯の香りが広がる。

広島名産 かきカレー 中辛
レインボー食品:¥540。問合せ/TEL:0120-06-2565

飛騨牛ビーフカレー

「〈北野エース〉の『カレーなるレトルトカレー大賞』で一番人気に選出されご当地カレー。〈吉田ハム〉は、畜肉加工が本業のため、豪勢に飛驒牛を使っています」(野村)。肉は煮込む前に表面を焼き、旨味を閉じ込める。それでもなお脂があふれ、野菜のおいしさも溶けたルーは、さらにコク深さを増していく。ビーフ党にはたまらない一品。

飛騨牛ビーフカレー
吉田ハム:¥980。問合せ/TEL:0120-11-8614

さくらんぼカレー

山形を代表する農産物、サクランボ入りのカレー。封を切ると、ピンクのルーがあふれ出す。「ホワイトカレーをサクランボで色づけし果肉も入れています。唯一無二の商品なので、お土産にピッタリ」(野村)。桃色のソースが豚肉などの具材に絡まる様子はそうお目にかかれない光景だが、食後感はきちんとカレー。牛乳のコク深さで、満足度もアップ。

さくらんぼカレー
後藤屋:¥756。問合せ/TEL:0238-52-3572

よこすか海軍カレー ビーフ

「海上自衛隊が立地する地域には、必ずご当地カレーがあります」(野村)。長期間を海上で過ごす水兵にとって、週1回のカレーは、曜日感覚を取り戻す大切な食事。1908(明治41)年の『海軍割烹術参考書』掲載のレシピを現代風に復元し、今や横須賀みやげの定番。
牛肉と野菜がたっぷりと入って、栄養バランスが考えられているのも当時のままだ。

よこすか海軍カレー ビーフ
ヤチヨ:¥405(参考価格)。問合せ/TEL:046-828-7511

円熟咖

「京都・城陽〈木村農園〉の朝採り完熟イチジクを、丸ごと使用。フルーティな甘味がたまりません」(田中)。マンゴーでチャツネを作るならイチジクもスパイスに合うはず、と木村さん夫妻が考案。
イチジクの風味を生かすべく、肉は不使用だが、コク深く仕上げた。デフォルトでスパイシーだが、さらにガラムマサラ付き。〈城陽旬菜市直売所〉で販売。

円熟咖
木村農園:¥648。問合せ/TEL:0774-52-0382

幻のじゃがいもマチルダがゴロっと入った十勝めむろカレー
ビーフスパイシー

「ジャガイモが主役のレトルトカレーって珍しいんです」(竹田)。北海道の十勝平野に位置する芽室町の特産ジャガイモ「マチルダ」が、ゴロゴロと存在感を示すレトルトカレー。その甘い味わいとホクホクした食感は、パンチの効いたスパイシーカレーと合わせることで際立つ。味の染みたジャガイモでライスが進むこと。食後には、濃厚な甘味が口内に漂う。

十勝めむろカレー ビーフスパイシー
JAめむろ:¥428。問合せ/TEL:0155-62-2422

白樺派のカレー(チキン)

近代文学の一翼を担った一派「白樺派」の中心人物だった柳宗悦の妻・兼子さんが、志賀直哉や武者小路実篤らに振る舞っていたカレーを再現。陶芸家のバーナード・リーチがアドバイスしたという味噌が隠し味だ。「実は僕の地元のご当地カレーなのですが、レトロなパッケージの印象に反して、マスタードシードが入っていたりと本格派」(竹田)

白樺派のカレー(チキン)
五味商店:¥540。問合せ/TEL:04-7183-7700

五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー(プレーン)

長崎・五島の新鮮な鯛から取った、旨味が深いだしをベースにしたカレー。長年カレーを研究し続けている料理人がレシピを考案したという本気のプロダクトだ。具がなくスープやパスタソースにもアレンジできるプレーンタイプのほか、チキン、ビーフ、チーズ、五島豚なんこつの具入りタイプ4種も。「鯛の澄んだ旨味が効いています」(編集部)

五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー(プレーン)
ごと:¥150。問合せ/TEL:0120-05-6262

焼肉の〆のキーマカレー

1人あたりの焼肉店の数が日本で最も多い長野県飯田市。焼肉が地元に根ざしており、ユニークなのが「焼肉といえばジンギスカン!」と、マトン肉が愛されていること。
その食文化に着目した味噌会社が、羊の粗挽き肉や飯田の辛味噌を使って、お茶碗サイズの100gパックのカレーに。「味噌が効いていて、少量でもコクと食べ応えがあります」(竹田)

焼肉の〆のキーマカレー
マルマン:¥270。問合せ/TEL:0265-22-7200