FOOD

有楽町 純廣東料理〈慶楽〉の「上湯炒飯」

 以前、僕がニッポン放送でレギュラーを持っていた時に、収録の前によく腹ごしらえしに行った中華料理屋がある。1950(昭和25)年創業、有楽町の純廣東料理〈慶楽〉。2018年12月、68年の歴史に幕を閉じた。池波正太郎や9代目林家正蔵も通ったという当店の押しも押されもせぬ看板メニューといえば、なんといっても「上湯炒飯」。洋食屋がチキンライスに使うような型で抜かれた炒飯に、上品なスープが注がれた一皿。

〈吉野家 曳舟店〉の 「牛丼(並盛り つゆ抜き)」

 学生時代に友達に勧められて以来、食べた回数は1,000回超! 曳舟店に通っていたアシスタント時代は1日3回食べていた日もありました。アシスタントからフリーランスへの過渡期にお世話になった三宿店には、盛り付けが上手でつゆの量が自分好みのアルバイトの人がいたので、その人がシフトに入っている時はつゆ抜きにせず「並盛り」にしていましたね。  魅力は、今さら言うまでもない国民飯であること。また、ほかの牛

桜新町〈京うどん 葵〉の 「冷やし肉うどん」

 うどん屋さんなのに、洋食屋さんのコックさんのようないでたち。店内にかかるBGMはJAZZ。カウンターだけのお店なのに、とても落ち着く雰囲気だった、桜新町〈京うどん 葵〉が、2019(令和元)年12月末、その歴史に幕を閉じた。数年前、子供が生まれた頃、病院に通っていてその帰りによく食べたのが、「冷やし肉うどん」。京うどんとうたいながら、讃岐ばりに歯応えのあるうどんが、澄んだカツオだしに浸かっている

〈HAVE MORE CURRY〉の 「本日のカレープレート 全種盛り」

 一軒に集中して行くよりは、ジャンルが異なる複数の好きなお店に通うタイプです。でも〈HAVE MORE CURRY〉は、シェフの松崎洋平さんが開店前に僕のお店に食べに来てくれて以来親睦を深めたので、オープン当初は週に何回も友達と行ったし、1人でもコンスタントに食べに行くので、自分としては珍しく50回超えかな。  野菜が中心の、油脂や動物性タンパク質に頼らないながらも力強い味わいのカレーが同時に何

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ここ2~3年で飲食店が増えた注目のエリア、東横堀川沿いのナチュラルワインとガレット、焼き菓子の店。扉には店名の由来である雑居ビルの「2号室」の表示が残る。パティシエ経験のある店主・山口功さんが「気軽にナチュラルワインを飲みに来てもらえる店がやりたくて」と2017年にオープン。日本酒を用意することも。「フランスの焼き菓子とも合うんです」と山口さん。

野方 つけめん処〈みつば〉の 「にらそば」

 田端で5年、池袋で16年、そして平成元(1989)年に野方に移って31年……。野方・つけめん処〈みつば〉が、令和元年12月、約半世紀の歴史に幕を閉じた。「19歳で新潟から集団就職で上京して、住み込みの中華料理屋で出会って。夫婦になって長い間一緒にお店やって、年を取りました。あとは若い人が頑張って!」と女将さん。寡黙な大将との素敵なエピソードを聞きながら食べた「にらそば」が忘れられない。ツルッとし

【大阪スパイスカレー】仏像マニアが閃いたスリランカ×日本の出汁キーマ

マニアのみならず、近所のおばあちゃんをも虜にする、お手本のような出汁カレー。和洋の料理を経験した伊東亮哉さんが、仏像目当てで訪れたインドでカレーに開眼。インドやスリランカのレシピを研究して辿り着いたのが、混ぜ混ぜスタイルはそのままに、ご飯を古代米に、和風出汁を効かせたマイルドなスパイスカレー。スリランカのふりかけも、おばあちゃんが好きな煮豆ものるバランスが秀逸。1,100円。

〈味げん〉の「若鳥フライ」

 東京に出てきて間もなかった2009年の夏、妻であり当時の彼女に連れられて初訪問。当初は、自分の店の定休日に週1回のペースで食べていた。それから、年間30回×10年間=約300回は食べていることに。定番和食や旬の素材を活かした一品も食べられ、家庭的な温かさ……いや、愛に溢れたと言っても過言ではない名店です。〈味げん〉は味・雰囲気・コスパに優れた三冠王なうえ、人気の「若鳥フライ」は、揚げ物好きな私に

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