ART

アート

【〜5月31日】『クラシックホテル展 ─開かれ進化する伝統とその先─』

 日本全国に最新のホテルが続々と誕生している今だからこそ、逆にその存在が際立っているのが、日光金谷ホテルや富士屋ホテルなど、100年以上の歴史と伝統を誇るクラシックホテルだ。天王洲アイルの建築倉庫ミュージアムでは、現在、その魅力を存分に味わえる展覧会『クラシックホテル展─開かれ進化する伝統とその先─』が開催中。時代背景やホテルの歩み、創業者や建築家の思い、使われていた椅子やテーブルなどを展示、紹介

【3月13日〜15日上演】偉大な舞踊家、クルト・ヨースによる普遍的傑作の再上演。『緑のテーブル』

 近代バレエの最高傑作『緑のテーブル』。あのピナ・バウシュが師と仰いだ舞踊家のクルト・ヨースが、シュルレアリスム的な構成と振付をもって、戦争を苛烈に風刺した反戦舞踊だ。1932年の初演以来、世界各地でたびたび再演されてきた本作は、ヨース自らが各国に出向き振付指導を行ってきた。彼の引退後もその指導方針は実娘のアンナ・マーカード、その後任のジャネット・ヴォンデルサールへと受け継がれ、今も上演の際には厳

【2月27日発売】ポール・オースターによる新作長編小説『サンセット・パーク』を翻訳家・柴田元幸が語る。

『鍵のかかった部屋』や『ムーン・パレス』などで知られ、1980年代以降のアメリカ現代文学を牽引する小説家、ポール・オースター。2010年に刊行された『サンセット・パーク』の邦訳版が、この2月、晴れて発売される。大不況に見舞われた2008年のアメリカを舞台に、ブルックリンの廃屋に暮らし、未来を模索する4人の若者の葛藤と再生を描いた物語だ。  注目すべきは、章ごとに視点が入れ替わる構成。「作者が60

【〜3月1日】「a girl 3」 彫刻家・菅原玄奨が見せる「曖昧な実体」とは?

「“実在しているのに、実在していない”。東京の街で過ごしていると、そんな違和感を覚えることがある」と話すのは、東京都出身の彫刻家・菅原玄奨。現在、初の作品集『GENSHO SUGAHARA '18, '19』の発表を記念した新作「a girl 3」を、SHIBUYA TSUTAYA 7Fにて展示中だ。  菅原はこれまで、めまぐるしく変転する現代に感じてきた、実在の無機質さや曖昧さを、塑造彫刻で具現

【〜2月23日】第12回 恵比寿映像祭 「時間を想像する」

恵比寿ガーデンプレイス周辺で体験! 15日間にわたる映像とアートのフェスティバル。  ああ時間がない、時間がないと人は言うが、さて時間とはいったい何なのだろうか? 『恵比寿映像祭』のさまざまな作品を体験しながら改めて考えてみたい。  今年で12回目を迎える恵比寿映像祭。今回のテーマは「時間を想像する」である。時間を巻き戻したり、現在と過去と未来をつなげたり、過去と未来を自由自在に行き来したり、人

【話題のチーム】骨董界に新風を吹き込む"古物商集団"を知っていますか?

どこか一般的な骨董やアンティークとは表情が違う。独自の審美眼で、時代や用途に固執しない商品を扱う古物商集団〈tatami antiques〉。代表の奥村乃さんを中心に6〜7人の流動的なメンバーが集める古物は、主に海外に向けて発信される。そして時に、それらをインスタレーションしてみせるその活動は、業界内でも異色。彼らは、紋切り型の骨董の世界を拓こうとする表現者でもあるのだ。奥村さんとメンバーの2人に

[11月15日〜] 5年ぶりの大型個展。吉田ユニ個展『Dinalog』

吉田ユニ個展『Dinalog』、ラフォーレミュージアム原宿で絶賛開催中♪  独創的なビジュアル表現で観る者を魅了するアートディレクター・吉田ユニ。彼女にクリエイティブの流儀を尋ねた。 「クライアントの希望、私が表現したいこと、観る人の期待、その3要素が交差するポイントを見つけることを一番に考えます。そこで重きを置くのは、やはりブランドのトーン&マナー。あとは商品のそれまでをリサーチしたり、掲示場

[〜12月22日] 心揺さぶる素晴らしい映画や音楽が、失われつつあるという現実。『小松左京展―D計画―』

8歳で小松左京原作のSF映画『日本沈没』と出会い、「人生を狂わされた」という樋口真嗣さん。そこから映画界に足を踏み入れ、2006年には自ら同作をリメイク。作品への思いは今も格別だ。 「人類が滅亡してしまうような大変なことが起こるかもしれない可能性を、みんな小松左京さんから教わった。でも、若い人たちに聞いたら、名前も知らない人が多いんですよね。知っていて当たり前だと思っていたので、とても驚きました。

[話題の演劇] 演劇がコラージュ作家に与えたもの。『消しゴム山』

「Summer Fiction」などの代表作で知られ、コラージュの手法を拡張し続ける金氏徹平は、岡田利規との演劇『消しゴム山』の準備中。佳境を迎えてもなお最終形は見えず。「物のための舞台。非常にわかりにくいことをやろうとしています」。2011年、同氏との初の共作が転機となり、演者や言葉、照明の技術、劇場空間の仕組みまで、コラージュの素材が一気に広がった。とはいえ「演劇で得たものを彫刻にどう戻すかに

注目のキーワード