ART

アート

LATEST

最新

POPULAR

人気

その他の記事

[話題の演劇] 演劇がコラージュ作家に与えたもの。『消しゴム山』

「Summer Fiction」などの代表作で知られ、コラージュの手法を拡張し続ける金氏徹平は、岡田利規との演劇『消しゴム山』の準備中。佳境を迎えてもなお最終形は見えず。「物のための舞台。非常にわかりにくいことをやろうとしています」。2011年、同氏との初の共作が転機となり、演者や言葉、照明の技術、劇場空間の仕組みまで、コラージュの素材が一気に広がった。とはいえ「演劇で得たものを彫刻にどう戻すかに

Splitting(1974) ┃ ゴードン・マッタ=クラーク

 まるで包丁で家を切断したような、うーん、不思議な光景。そういえば、街では「建てる」ことばかりに目が行きがちですが、「壊す」現場を目撃すると妙な気分になりませんか? パワーショベルでガラガラと解体される家屋の内部をちょっと盗み見て、そこに住んだ人の気配を感じたりして。特に日本の住宅は「スクラップ&ビルド」と言われるように、壊して建てるのが当たり前。解体現場を見る機会も多いような気がします。そこに奇

アーティスト青山悟が魅せる、愉快な現代版風刺画。

これまで一貫して刺繍による作品を制作してきた青山悟。だがひとえに刺繍といっても、古い印刷物の上にカラフルな糸で現代的なモチーフを縫い付けたり、歴史的な場面を刺繍それ自体で写真作品のように見せたり、時に絵画的で、時にコラージュやポスターのようで、その表情はさまざまだ。   青山が刺繍を扱うようになったきっかけはロンドン留学中に出会ったシンガー社製の古いミシンだという。以来、機械と人の関わりや、時代に

街で拾った、おかしな現代ことば。| 加賀美健

僕は、どこか人の面白みが滲み出ている“お決まりのことば”が好きなんです。例えば、メルカリでよく見かける、「服の趣味が変わったので出品します」といったフレーズ。それ、書く必要あります? ほかにも電車の中や、自分の店に来てくれた中学生との会話から気になったことばを拾っては、シールに書いています。手書きで文字にする、というのがポイントなのかもしれません。「あるなー、このことば」って、普段のことばを客観視