天秤座の星模様
プリンシパルのように背伸びして
今週は、白鳥のように、一見余裕たっぷりでエレガントなのに水面下で必死に足を動かすようなイメージです。
乙女座エリアの太陽、双子座エリアの木星(成長)、魚座エリアを逆行する土星(試練)が激しくぶつかり合います。天秤座は12サイン(星座)の中でも一、二を争う“格好つけ”。品格を大切にする性質があります。コンプレックスを持っていること自体も隠す傾向があります。
この3天体のコネクトにより、舞台裏で必死に自分の弱点を克服するために努力ができるでしょう。欠点を恥じる気持ちをバネにできるときです。
先週に引き続き、今週もトランスサタニアン(土星以降の天体)の天王星(改革)・海王星(霊性)・冥王星(運命)が逆行しながら調和的に繋がっています。相手の長所も短所も同時に見えてきそうです。それを踏まえて、自分の振る舞いを調律していくときです。
また、火星(意欲・闘争心)も先週から天秤座にとって天の高い位置にいることにより、仕事がにわかに忙しくなってくるでしょう。火星には、「アクシデント」という意味もあります。いつもより慎重に仕事を進めましょう。
天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)と双子座エリアの木星(成長)が仲良くコネクトします。魅力が増し、あちこちから声がかかるかもしれません。また、憧れている人に認められ、自分を誇らしく思えるでしょう。
今週の全体の空模様
解してから結ぶ
「われわれは、心を柔軟にして、自分が決めた計画に、過度に固執しないようにしなければならない。不測の事態が生じて、われわれを取り巻く状況が変化していくのなら、それに身を任せればいいのだ。計画や状況が変わることを、あまり恐れてはならない」
───セネカ『心の安定について』
もやい綱がほどけて川に放たれてしまった小舟のように、運命の流れに翻弄される週。こんなときは、力まずに流れに身を任せるのも良いかもしれません。そこに必要なのは矛盾と混沌を受容する胆力です。
先週に引き続き、逆行中の天王星(改革)、海王星(霊性)、冥王星(破壊と再生)が調和的に繋がっています。この配置によって、運命が急激に動き出すでしょう。
シンクロニシティやいわゆる「不思議な偶然」は、実は日常でたくさん起こっています。ただ、それを認識できるかは別。今週は、運命の奔流を眺めるうちに、そうした普段は気が付かないさまざまな繋がりを“感知”できます。固まった運気が解され、新たな出会いと自身との化学反応を起こせるとき。
乙女座エリアの太陽(主題)と、魚座エリアを逆行する土星(節度・試練)、双子座エリアの木星(成長・拡大)が互いに殴り合っています。どれも柔軟宮に属するサイン(星座)のため、物事がなかなか決まらない、はっきりしないということが起こりやすくなります。
状況が目まぐるしく変わり、何を基準に動いたらいいのかわからなくなるでしょう。自分の判断にも自信が持てず、ためらいも増えそうです。正しい情報が見えにくくなるときでもあります。
9日、水星(知性・コミュニケーション)がホームである乙女座エリアに移動します。思考がすっきりとし、細かいところにも気を配れるようになるでしょう。
また、今週は、天秤座エリアを運行する金星(愛と喜び)と、双子座エリアの木星が美しいハーモニーを奏でます。金星も木星も、古くから“吉星”と言われます。この二者の繋がりによって、文化交流や、互いの理解を深め合うための対話が行えそうです。平和を願うシンフォニーが聞こえてきます。
〈LE LABO〉から、京都でしか手に入らない待望の香りが誕生