蟹座の星模様
救命胴衣を投げる
今週は、諍いやトラブルをもたらす火星と、急速な変化を求める天王星が「友愛」を意味する場所で重なっていきます。友人たちの間で思わぬ問題が起こるかもしれません。また、火星と天王星が重なる場所は、「未来計画」を意味するので、良くも悪くも方向転換を求められそうです。
蟹座は「庇護的」「防衛的」なエッセンスを持ち、大切な仲間を全力で助けようとします。積極的に仲裁に入るでしょう。ただし、動揺している仲間に共感しすぎないこと。
木星(大らかさ)と水星(思考)が仲良く繋がっていることにより、「ピンチはチャンス」と楽観的な気持ちで対応できそうです。困難を友と乗り越えるドラマチックさに胸が躍りすらするかもしれません。
しかし、いくら大切な仲間のためといっても、自分のことが後回しになってはいけません。蟹座エリアの太陽と、魚座エリアを逆行する土星が調和的にコンタクトし、「ちゃんと自分の道を歩いているか」と問いかけてきます。
尊敬する人を思い浮かべ、初心に返って学ぶことが求められるでしょう。復習は捗り、反復練習をとても効果的に行えるタイミングです。
12日、獅子座エリアに入った金星(愛と喜び)は、水瓶座エリアを逆行する冥王星と向かい合います。目上の人から頼まれた仕事をこなすことで、良い報酬を得られるでしょう。
今週の全体の空模様
希望の光も、絶望の暗さも
今週は、あちこちで全く違うテーマのドラマが展開しています。自分が目にしているものは、すぐ隣の人が見ているものとはかけ離れていることもあると気がつくでしょう。世の中はざわつき、あちこちの街角から別々のジャンルの音楽が流れてくるかのようです。期待、興奮、不安、落胆などさまざま感情が錯綜しそうです。
だからこそ、意識して「全体図」を見ようとすることが大切になります。
蟹座エリアの太陽が、魚座エリアを逆行する土星(社会性・責任)と調和的な角度を成します。寛容な社会や弱者にもケアが行き届く社会を、どうしたら実現できるのか考えることが増えそうです。
獅子座エリアの水星(知性・コミュニケーション)が双子座エリアの木星(拡大)と仲良く繋がり、「ドラマチックな演説」が行われるかもしれません。理想を語り、人々を鼓舞する言葉がどんどん遠くまで広がっていくでしょう。
牡牛座エリアの火星(意欲・闘争心)が天王星(改革)に近づき、重なろうとします。火星と天王星が組み合わさると、強い外向きなエネルギーが生まれます。それは、「痛みを伴う変化」をもたらすかもしれません。大地を揺るがすような革命が起こったり、これまでとは比べものにならないほどの新記録が達成されるかもしれません。
しかし、変化はネガティブに転ぶときもあり、その場合は、暴力による被害が生まれそうです。強硬手段がとられる、という場面が思い浮かびます。
また、12日には愛と美を司る金星が獅子座エリアに入り、水瓶座エリアで逆行中の冥王星(運命)と激しくぶつかり合います。「かっこいい」とされるものがこれまでと180度変わるような、急激な価値観の転換が見られるでしょう。
窓辺で創作すれば音楽も外に開いていく。音楽家・蓮沼執太が語る窓