旅と地域

BRUTUS940号「京都で見る、買う、食べる、101のこと」トレーラー

No. 940(2021.06.01発行)
京都で見る、買う、食べる、101のこと



最新号のブルータスは京都にお邪魔しました。伝統と格式を守り続ける、他所の人間が入り込みにくい街だと思っていませんか? 確かに、それも一部においては事実かもしれません。でも、取材を通して101のネタを集めて分かったのは、懐が深く、新しもの好きな街だということ。大切なものはしっかりと受け継ぎながら、外からの刺激も受けつつ、また新しい伝統を生み出し続けているのです。老若男女が元気付けられる独自のポップカルチャーがここにはありました。これからがさらに楽しみな、“知らなかった京都”にお邪魔しましょう。



《多くの人を受け入れる、学生の街》
京都にはたくさんの大学があり、毎年数多くの学生が入学と卒業で入れ替わります。社会に出て何年か経つと、結局住み心地の良い京都にUターンで戻ってくる人も多いと聞きます。もちろん、国内外からの観光客も多いですし、人口を上回る人数の人々が出入りを繰り返す街なのです。つまり、よその人を受け入れる土壌を持った多様性溢れる場所ということ。


入学せずとも購入できる、知的好奇心を刺激する京大グッズから、〈素数ものさし〉と〈エレメンタッチ マグカップ〉を紹介。
京都芸術大学の生徒が授業の一環で始めたリサーチが、《京都100年かるた》となって商品化。老舗を題材に京都の魅力を発信。
1975年から学生に愛され続けてきた四条河原町の酒場〈地球屋〉が、公募により継承されることが決まった。
京都精華大学卒業後、川良謙太さんが始めた〈GALLERY&SHOP VOU/棒〉にはユニークな作家物のオブジェやZINEも販売。

《若手が活躍する街》
20~30代を中心に老舗から独立し、次世代の担い手として面白い動きをする人が増えています。その仕事ぶりを拝見するに、外からのカルチャーも柔軟に吸収し、柔らかい感性で店や物作りを始めているのです。割烹料理、洋食、甘味、染付、銭湯、ギャラリー、蚤の市。今回の特集の核となるのは、そういった “新しい京都の顔”です。

若干31歳の酒井研野さんの店〈日本料理 研野〉はイノベーティブ和食として注目を浴びる。すでに予約困難店の仲間入り。
手捺染の職人として働く吉田力さんが立ち上げたブランド〈9M〉。技術を継承しながら、新しいアウトプットを模索する。
古道具店〈Soil〉の仲平誠さんが主催する平成蚤の市は、希少性や歴史的価値だけに頼らない、ニューウェーブな骨董市として大人気。

《継承される店》
一方で、店主の高齢化と後継ぎ問題で暖簾をおろそうとする店も少なくありません。絶やしてはならない味や場所を守るため、自ら名乗り出て継承する人たちも出てきました。通い詰めた店の味を絶やしたくないから、客から店主へ。あの大好きな味を後世にに残すために奮闘する人たちも追っています。

伝説のカフェ〈efish〉に惚れ込み、最後の店長を務めた原こころさんの店〈ha ra〉では、当時の空気感を求めて、早くもファンが行列している。
東九条で半年間愛されてきた蒸し豚と豚足の専門店〈マルミヤ亭〉を引き継いだのは、常連だった岩本俊一さん。30年前のメニューも復活。
常連の思い出も一緒に受け継いだ〈喫茶マドラグ〉の山𥔎三四郎裕宗さん。タマゴサンドは四条木屋町にあった洋食〈コロナ〉の味を譲り受けた。

《MAP》

そして、京都を回るのにはちょっとしたコツが必要です。本誌に掲載のアドレスは全てGoogle Map上にマッピングしました。QRコードでアクセスできるので、ぜひ活用してください。現在、緊急事態宣言により、お店の営業時間等は変動する可能性があります。必ず確認の上、出かけてください。また、観光に関するリアルタイム情報を確認したい場合は、京都市公式webサイト「京都観光Navi」がオススメ。交通機関の情報から神社仏閣等の観光名所、イベント情報なども網羅しているので、下のバナーで飛んでください。

《立ち読み動画》

老若男女が元気づけられる街。京都は私たちの再訪を気長に待っています。 これからが楽しみな、“知らなかった京都”にお邪魔します。




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本記事は雑誌BRUTUS940号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は940号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

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京都で見る、買う、食べる、101のこと(2021.06.01発行)

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