エンターテインメント

『茜色に焼かれる』

みんなの映画 by Takashi Homma

No. 940(2021.06.01発行)
京都で見る、買う、食べる、101のこと
『茜色に焼かれる』監督・脚本・編集:石井裕也/出演:尾野真千子、オダギリジョー、永瀬正敏、和田庵、片山友希、大塚ヒロタ、芹澤興人、笠原秀幸、泉澤祐希、前田勝、コージ・トクダほか/全国公開中。 ©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ

提案! マザー映画祭! 母は偉大なり!

ホンマタカシ(以下H)
あれ? オダギリさん?
BRUTUS(以下B)
どうしました?
あれ、またすぐに死んじゃった。オダギリさん。
言い方にちょっと語弊がありますよ。正しくは、オダギリさんの演じた役がまたすぐに死んじゃった、ですね。
前にも観たことあるなあと思って。オダギリさんがすぐ死んじゃう映画キム・ギドクの……。
『人間の時間』(*1)ですね。
言いづらいけど、オダギリさん、またケツカッチンだったのかな?
絶対、違いますから。そして、そこは全く考えなくていいところです。
最近母の日だったけど、"マザー"を扱う映画も枚挙にいとまがないね。
急に難しい言い回しですね(笑)。今回は尾野真千子演じる母と中学生の息子がオダギリさん演じる父を交通事故で亡くしてしまい、2人で厳しい社会と向き合って生きていく物語です。
グザヴィエ・ドラン『Mommy/マミー』(*2)や、アルモドバル『オール・アバウト・マイ・マザー』『ボルベール〈帰郷〉』、長澤(まさみ)さんの『MOTHER マザー』とかね。映画祭やるといいよね。マザーは偉大。
あれ、良い話ですね。
do not forget mother's day! だね! ところで、オダギリさん、仕事詰め込みすぎじゃないかな?
いやいや、そうじゃないって、言ってるじゃないですか!

https://akaneiro-movie.com/

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*1

2020年日本公開。暴力と欲望の時を経て、道徳と倫理を超えた極限状態の人間の心を描いた。

*2

2014年カンヌ国際映画審査員特別賞を受賞。多彩な映像表現で「母と子」の愛情と葛藤を描いた。

本記事は雑誌BRUTUS940号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は940号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.940
京都で見る、買う、食べる、101のこと(2021.06.01発行)

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