〈鳥よし 銀座店〉の「そぼろ丼」

自分史上最多ごはん

No. 938(2021.05.01発行)
HOME SWEET HOME 居住空間学2021
新鮮な伊達鶏を備長炭で焼き上げる、都内屈指の人気店。お茶碗1膳分のご飯に大粒の鶏そぼろと刻み海苔を盛って。1,100円。(☎03・5537・3222)

「食べ終わってしまうのが切ない」というほど愛する、一杯の丼。

 初めてお店に行った時、壁にかかった「親子丼」「そぼろ丼」「お茶漬け」という木札を見て家族4人で全種類を注文、シェアしましたが、自分と娘は圧倒的にそぼろ丼がおいしい! となり、それ以来締めはそぼろ丼一筋です。

 本当は、これだけを食べに行きたいくらいで、前半の焼き鳥はそれを悟られないためのカモフラージュなのかも。残り少なくなると『サザエさん』を観た後の日曜日の夕方みたいな切なさが湧いてくるのをぐっとこらえ、最後のそぼろ一粒まで味わっています。食べ終えてお茶を飲むと、何か儀式を終えたような気分になります。

カテゴリの記事をもっと読む

樋口卓治
放送作家としてバラエティ番組を多数手がける一方、小説家脚本家としても活躍。現在放送中のドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日系)の脚本を担当。

取材・文/
小石原はるか

本記事は雑誌BRUTUS938号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は938号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.938
HOME SWEET HOME 居住空間学2021(2021.05.01発行)

関連記事