ライフスタイル

僕の耳は1セットしかない。

From Editors

No. 934(2021.03.01発行)
なにしろラジオ好きなもので③
今回のラジオ特集ではポッドキャストの番組も多く紹介されています。7年の月日の流れを感じてください。

ラジオの原体験は中一ぐらいだった気がする。福岡で野球少年だった僕は文化的活動がゼロだったが、なぜか夜寝る時はラジオを聴きながら寝ていた。福岡の同世代がほぼ全員が聴いていたと言われる「PAO~N ぼくらラジオ異星人」(KBC九州朝日放送)と「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)が僕の寝入りのレギュラー番組だった。この頃の「オールナイトニッポン」のパーソナリティは、月曜日がデーモン小暮、火曜日がとんねるず、水曜日が小泉今日子、木曜日がビートたけし、金曜日が鴻上尚史だった。(平日の夜しか聴いていなかったので、土曜日のパーソナリティは記憶になかったが、調べてみると、ABブラザーズや圭修が担当していたそうだ)。特に水木が好きで、その日は布団を頭までかぶり、最後まで聴いて、朝寝坊をしていたことを覚えている。

あの頃以来、僕の日常に“聴くこと”が侵食し始めている。あの頃と違うのはradikoやpodcast、Audibleやclubhouseと増え続ける、聴くメディアの存在だ。いつどこにいても聴けるし、楽しいし、あの頃以上に“聴くこと”を求める自分がいる。

そんな中での7年ぶりのラジオ特集。そろそろ僕の耳が空いている時間がない。朝寝坊どころの話ではない。僕にとって、とても危険な号が完成してしまった。

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伊藤総研(本誌担当編集)

本記事は雑誌BRUTUS934号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は934号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.934
なにしろラジオ好きなもので③(2021.03.01発行)

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