エンターテインメント

『異邦人 デジタル復元版』

みんなの映画 by Takashi Homma

No. 934(2021.03.01発行)
なにしろラジオ好きなもので③
『異邦人 デジタル復元版』監督:ルキノ・ヴィスコンティ/出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アンナ・カリーナほか/3月5日、新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開。 ©Films Sans Frontieres

すべての理由は、太陽がまぶしかったから。

ホンマタカシ(以下H)
昨日、ママンが! ママンがあー!
BRUTUS(以下B)
今回はハイテンションで入りましたね?(笑)
アンナ・カリーナ(*1)の水着姿は最高だったね。マストロヤンニ(*2)はアマチュアレスリングみたいだったけど、スタイリストがついてるのかな。ママンの水着借りて、「昨日、ママンがー」ってネタなのかな?
絶対違いますよ。
"伯爵"ヴィスコンティ監督(*3)の映像美もキテたね。あの時代特有のテクニカラー(*4)、濃厚な色彩でね。あと、監督はふんだんにエキストラを使うね。だからこその臨場感でも、撮影現場の混沌はすごかっただろうな。自分が助監督だったら気がおかしくなりそうだよ。ママーンって。
どの立場の想像なんですか。「ママーン」の使い方も適当だし(苦笑)。
「昨日、ママンがー」って、大阪なら、「昨日、ウチのオカンが」だよね。ミルクボーイだね。
ミルクボーイ好きですね……。
じゃ、そろそろ最後の決め台詞を。
どうして殺しちゃったんですか?
それは……、なんて日だ!
それはバイキングの小峠さんです。最近ちょっとお笑いネタが多すぎます。どうしちゃったんですか?
だって、だって、……、太陽が、太陽がまぶしかったから! はい、お後がよろしいようで。
あ、映画にちゃんと戻ってきた。
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*1

ヌーベルバーグを代表する女優。

*2

俳優。フェデリコ・フェリーニ監督『甘い生活』など。

*3

映画史を代表する巨匠。主な作品に『山猫』『ベニスに死す』など。

*4

カラー映画の技術方式の一つ。

本記事は雑誌BRUTUS934号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は934号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

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なにしろラジオ好きなもので③(2021.03.01発行)

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