エンターテインメント

『2020年のベスト3!』

みんなの映画 by Takashi Homma

No. 933(2021.02.15発行)
アイドルマスター

2020年のベスト3を、ご挨拶とさせていただきます。

ホンマタカシ(以下H)
なんとかワクチンを2月中に始め、オリンピックをコロナに打ち勝った証しに!
BRUTUS(以下B)
総理ですか?
でもステーキは食べたい。ということで、2020年年間ベスト第3位は!
なんですか、この展開は(苦笑)。
『タゴール・ソングス』です! (*1) 素晴らしいドキュメンタリーです。私がインドと音楽に興味があるからではありません。カメラワークも、構成も、最後にインドの子が東京に来たのも良かった。インドと東京がつながっていて。そして、第2位は『ヴィタリナ』(*2)です! ペドロ・コスタ先生の新作! 相変わらず、キテる! 移民問題、妻の亡き夫の足跡探し。コンテンポラリーなissueで、画面のほとんどが黒い! コスタ先生! 今回も感涙させていただきました! そして、栄えある第1位は……。
一気にきましたね(笑)。
『春江水暖』(*3)です! おめでとうございます! ダントツでした。またもアジアからすごい才能が現れました! 超新星グー・シャオガン! 映画可能性を存分に感じさせてくれました。映画って本当にいいね!
3本とも市井の人々を描いていて、ホンマさんらしいベスト3ですね。
では、これで私からの挨拶とさせていただきます。おい! 結婚式の挨拶じゃないぞ! と。さあ、ステーキ、ステーキ! 王さん、来てるかなー?
今年こそ、一回怒られてください。
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*1

西欧圏で初のノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴール。彼の歌は「タゴール・ソング」と総称され、100年以上を経た今も愛され続けている。歌が生きるインド、バングラデシュの地でその魅力を追ったドキュメンタリー。

*2

出稼ぎに出た夫の危篤を知り、ポルトガルへとやってきたヴィタリナだが、到着した時にはすでに夫は亡くなり、埋葬も終わっていた。彼女は夫が暮らした移民街、フォンタイーニャス地区の部屋に留まり、暗がりの部屋で波乱の人生を語り始める。

*3

グー・シャオガン監督初の長編作品。舞台は監督の故郷であり、急激な大規模開発が進む杭州市富陽区。変化する世界に生きるある家族の営みとともに、街の歴史と現代、そして未来の流れを緩やかに描く。

本記事は雑誌BRUTUS933号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は933号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.933
アイドルマスター(2021.02.15発行)

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