エンターテインメント

「友近なの? 紀香なの?」

TVウォッチャー綿貫大介のパンチラインテロップ

No. 933(2021.02.15発行)
アイドルマスター

私も結構出て行って「友近で〜す」って言う時もあって(藤原紀香)

 大輪の花を背負って生きる女優、藤原紀香。さまざまな映画やドラマ、舞台で活躍し、今では梨園の妻でもある彼女。しかしそれらはすべて世を忍ぶ仮の姿であることを私たちは知っています。『グータンヌーボ2』出演時にもまったくブレることのない、真の紀香スタイルを見せてくれました。番組冒頭からいきなり「素敵KING」とノリカ語のジャブを繰り出したかと思えば、友近のモノマネは自分もネタにするくらい好きだと笑顔で発言。さらには音楽を聴くと体が黙っていられず、かつて司会を務めた音楽番組『FUN』さながらに小さく踊り狂ってみせる。大物女優の貫禄がありながら、いち関西女としての素の言動を無自覚に挟んでしまう姿勢は、紀香の紀香らしさをより強固なものに。何よりすごいのは、本人の自意識が社会通念と合致しているところ。常にポジティブでいる紀香マインドと、趣味の女磨きで培った魅惑の紀香バディ、そして持ち前のサービス精神で、紀香は世間のイメージ通りの「ノリノリ紀香」という生きざまを貫き続ける。ちなみに紀香の自伝本『紀香魂』は最高に面白い作品。読むともれなく友近の声で脳内再生されるはず。

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わたぬき・だいすけ

編集者、ライター。ミレニアル世代を代表するテレビっ子。近著に『ボクたちのドラマシリーズ』。

文/
綿貫大介

本記事は雑誌BRUTUS933号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は933号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.933
アイドルマスター(2021.02.15発行)

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