エンターテインメント

迷っても大丈夫。私たちには本がある。

From Editors

No. 930(2020.12.15発行)
世の中が変わるときに読む本。
表紙のイラストはNYのカートゥーンニスト/イラストレーター、Dick Carrollさんにお願いしました。「すべては、本の中に」という言葉から連想して、「飛び出す絵本(POP UP BOOK)」をイメージ。世界の人々や風景、モノが詰まった、おもちゃ箱のような絵に。
制作期間中、よく見ていたのはBOOM BOOM SATELLITES の「LAY YOUR HANDS ON ME」。PVの印象的なシーン、スペースシャトルも表紙イラストに登場。

「この世にはもっとも強力で、有効な二つの貯金がある。言葉の貯金。目の貯金。この2つさえあれば、けっして食いっぱぐれることはない。たとえ銀行の通帳残高がゼロでもだ」(作家・安部譲二)という言葉を知ったのは、編集者・森永博志さんのweb日記からでした。

2020年、我々は否応なく大きな変化を迫られ、さらに未来は不透明で、誰にも明確な「解」はありません。そんな私たちを支えてくれるのは「言葉」や「知」であり、それらを会得するには、一つの世界やテーマを深く掘り下げるメディア、「本」こそが強い味方となります。

今回の読書特集では、経済思想家の斎藤幸平さんから、作家の多和田葉子さん、哲学者の千葉雅也さん、解剖学者の養老孟司さん他、各界の「知のオーソリティ」に激動の今を生き抜く道標となる本や読書法についてお伺いしました。それらはとても贅沢な特別授業のようなもので、必ずや、明日を考えるヒントや手がかりに出逢えるはずです。

ブックインブックは「未来は過去の中に。THE NEW CLASSIC BOOKS」と題して、今という時代にこそ、読むべき“古典”を紹介。バタイユ、夏目漱石から、武満徹×ジョン・ケージ、小林秀雄×岡潔などの名対談、さらにはハマ・オカモト(OKAMOTO’S)と開高健(!?)の超時間対談まで、時空を超えて、今に響き、未来を照射する、温故知新の読書ガイドです。

そう、迷っても大丈夫。私たちには本がある。

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斉藤和義(本誌担当編集)

本記事は雑誌BRUTUS930号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は930号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.930
世の中が変わるときに読む本。(2020.12.15発行)

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