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【11月27日発売】タイのスーパースターは渋谷系が好きでした。|STAMP「It takes two」

BRUTUSCOPE

No. 927(2020.11.02発行)
映画監督論。
STAMP

この品ある笑みを湛える紳士は一体誰? 答えは、タイの国民的ポップスターSTAMPさんです。今回、オンラインでのインタビュー取材に気さくに応じてくれました。

コップンカー。ブルータスです!
STAMP
「コンニチハ! これ、持ってます〜(と、『大友克洋』特集号を画面に差し出す)」
わわ、うれしい! STAMPさんは日本通だと聞いてます。アイドルは欅坂46、漫画は『ろくでなしBLUES』が好きだと。
STAMP
「大好き(笑)。日本文化は子供の頃から身近で、漫画も日本語のまま読んでました。平仮名と片仮名だけ覚えたんですよ。メニュー、タタカウ、マホウ、ニゲル……」
それはたぶんドラクエ用語ですね。
STAMP
「最近は東野圭吾をよく読みます。もちろん翻訳されたもので。彼のミステリーはロマンティックな要素があり、好きなんです」
SKY−HIさんとのコラボで「ジェイルハウス」というヒップホップ曲をリリースされましたが、STAMPさんの音楽は、ポップスやロックもあって音楽マニアだと感じます。どんな音楽を聴いてきましたか?
STAMP
「音楽を意識したのは1994年、中学生の頃。モダンドッグというオルタナバンドが登場してタイの音楽シーンが一変したんです。それで、ブリットポップを聴くようになり、高校生になるとバンドを組み、大学卒業前の23歳の頃にタイの人気プロデューサーに弟子入りしてソングライターになった、というのが僕のだいたいの歴史です」
日本の音楽も聴いてましたか?
STAMP
学生時代渋谷系が大好きだったんですよ。ピチカート・ファイヴ、コーネリアス、バッファロー・ドーター、FPMとか……」
その話、1時間くらい聞きたいです。
STAMP
「あと、岩井俊二監督が好き。映画を観るのが大好きなので、日本に行くとミニシアター巡りをするんです。アップリンクとか」
ちなみに、この号は映画監督特集ですが、今まででいちばん好きな監督は?
STAMP
「ミシェル・ゴンドリー。『エターナル・サンシャイン』('04)が大好きなんです」
わ、その話も1時間半聞きたい。ところで、日本では今タイカルチャーブームが来ています。STAMPさんが注目するタイのアーティストを教えてください!
STAMP
17歳女子高生ラッパーmilli。アメリカのレーベル〈88rising〉も注目しているんです。今年デビューしたばかりですが、とにかく歌詞が最高。ぜひ聴いてみて」

「It takes two」

韓国系アメリカ人のシンガーソングライター・THE CHARM PARKとの共作。11月27日発売。YouTubeで3,000万回再生を突破した大ヒット曲を新たに日本語で描き下ろした詞でセルフカバーした「ジェイルハウス feat.SKY−HI」も配信中。

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スタンプ

1982年バンコク生まれ。シンガーソングライター、音楽プロデューサー。2008年、ソロデビュー。以降、数多くのヒット曲を放つ。自身が主宰するレーベル〈123records〉のYouTubeチャンネルは総再生回数1億2,000万回を突破。

photo/
Satomi Matsui
text/
Izumi Karashima

本記事は雑誌BRUTUS927号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は927号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.927
映画監督論。(2020.11.02発行)

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