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方除卯杖守(奈良県/桜井市)

みやげもん

No. 926(2020.10.15発行)
恋の、答え。
方除卯杖守1, 000円(大神神社☎074 4・42・6633)。

日本最古の神社でいただく方位除けの卯。

 日本最古の神社といわれる奈良県桜井市にある大神神社。『古事記』によれば、大物主大神が出雲の大国主神の前に現れ、国造りを成就させるために「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と、三輪山に祀られることを望んだと伝えられています。『日本書紀』にも同様の記述が残っており、このように記紀の神話に、明確にその由来が残っている神社はとても珍しく、いかにこの大神神社が古くから始まったかを物語っています。また、現在の神社の社殿の標準的な様式が成立する以前からの、原初の様式を伝えており、本殿を設けず、三輪山全体を御神体として祈りを捧げるための拝殿があります。このことから、「日本最古の神社」と呼ばれています。

 そんな大神神社は、例祭の大神祭が崇神天皇8年の卯の日に始まったことから、卯との神縁も深く、卯の縁起物が多く授与されています。写真上は方除卯杖守と呼ばれる、方位除けのお守りです。卯杖とは、平安時代より、宮中で国家安泰を願って献じられた邪気除けの杖です。卯は東を指すことから部屋の東や玄関に掲げ、邪気を払います。

本殿ではなく、大神山を拝むことができる拝殿がある原初の様式。
秋に行われる大神祭。賑やかな神輿が街を巡る。
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edit/
Shogo Kawabata

本記事は雑誌BRUTUS926号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は926号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.926
恋の、答え。(2020.10.15発行)

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