Rachelです。佐久間さんとの「友達としてお互いの名前を挙げていい」契約には助けられています。前回教えてもらった演劇『ビルのゲーツ』、後半への盛り上がりっぷりが名曲「ボレロ」みたいで興奮! 謎解きしながら観られて面白かったです。お返しに、私がずっと大好きなアドベンチャーゲーム『VA-11 Hall-A』を。まず、「スケバン」という異国のマニアックな単語をユニット名にしちゃうベネズエラの〈Sukeban Games〉制作というだけで、コテコテのオタク感に惹かれません? 彼らのドメインが「.moe(=萌え)」なのもいかにも。舞台は荒廃した207x年のバー。プレーヤーはバーテンダーとして住民から情報を得て生き残りを図りますが、セリフの選択でなく提供するカクテルによって展開が変わる設定が斬新だし、ビジュアル、音楽、すべてオリジナリティの純度が高くて美しい。最高です!
『VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)』
近未来のディストピア、グリニッチシティのバーを舞台にしたサイバーパンクアドベンチャーゲーム。国内外で20万本以上のダウンロードを記録し高い評価を得た。開発:Sukeban Games/PLAYISM/2,000円(Nintendo Switch版)。
- 編集・文/
- 福島絵美
本記事は雑誌BRUTUS926号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は926号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。