ファッション

外出の機会が減った。無駄なものを買わなくなった。でもなぜか、服が増えていました。

From Editors

No. 924(2020.09.15発行)
必要な服だけを。
STAY HOMEの時期に、学生時代から通っている名古屋の古着店〈DIORAMA CLOTHING STORE〉で買ったサーマル。お店には行けないのでオンラインで。「帰ってきた時は顔出してね」と書かれたショップカードが同封されていて、またお店に行ける日を心待ちにしています。

最近買った服を見返すと、昔から付き合いのあるお店や好きなブランドのものばかり。不必要に外に出なくなったことで、行ったことのない店にふらっと寄らなくなり、衝動買いをしなくなりました。その分、懇意にしている名古屋の古着店に連絡をして服を買ったり、自粛明けに好きなブランドの旗艦店に行き、いつ着れるかわからない春夏物を買ったり。いま自分に「必要な服」ってなんだろうと考えたら、大切にしたい、無くなって欲しくないお店やブランドの服なんだと気づきました。「応援・支援」というと大袈裟に聞こえますが、まずは身の回りという意味での“ローカル”を大切にしたいなと。

好きなものは変わらないけど、買う動機や買い方に変化があったという人は多いのではないでしょうか。そこで、年齢も職業もバラバラな15人に、最近の買い物事情を聞きました。知りたかったのは「何を」買ったのかではなく、「なぜ」買ったのか。ファッションにお金を使うことに対して、いまどう感じているのか。自分と同じく知人や友人の力になりたいという人、デザイン性より実用性を重視するようになったという人、人の温もりのあるものを買いたいという人、やっぱりECより実店舗がいいという人、何も変わらないという人。気持ちの変化は三者三様、面白い答えがたくさん返ってきました。彼らの言葉や気持ちが、自分にとっての「必要な服」を考えるキッカケになれば幸いです。

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本誌担当編集/
辻田翔哉

本記事は雑誌BRUTUS924号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は924号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。

No.924
必要な服だけを。(2020.09.15発行)

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